バー・ツール ナランハ メールマガジン Vol. 65 (2011年2月3日 発行)

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 1.初めてのカクテル作り ~ ギムレットには遠すぎる ~ by S
 2.新商品情報・お知らせ
 3.カタログ配布
 4.休業日のご案内
 5.次回発行日のご案内
 
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 1. 初めてのカクテル作り ~ ギムレットには遠すぎる ~ by S
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 「鬼は外、福は内ッッッ!」
 本日、二月三日は節分ですね。豆まきは小学生のときが最後ですのでかれこ
 れ十数年も豆を撒いてません。なかなか福が舞い降りないわけです。これか
 ら私の投げる豆の標的になってくれるスタッフを探してみようと思います。

 自己紹介が遅れ申し訳ございません。今回初メルマガを書かせていただく、
 もうすぐ入社一周年のS(しおだ)と申します。先月、代表のNに誘わ
 れて銀座の名バー「HARD SHAKE BAR 銀座テンダー」にお伺いしました。バー
 に入るのは25年の人生で初めて。バーツールのシェーカーやグラスは出荷作
 業で毎日見て触っていますが、情けないことに、実際にこれらが活躍してい
 る姿を見たことがありませんでした。

 さて今回のメルマガは、私が初めてバーに行き、そこで初めてプロのカクテ
 ルをいただいた時のバーテンダーさんの技、カクテルの味に感動し、調子に
 乗って「自分でカクテルを覚えて家で格好よく飲もう!」と決心し、実際に
 カクテル作りに挑戦した記録です。これを読んでいただいた方がカクテルを
 「飲む」「作る」ことのどちらかにでも興味を持っていただき、カクテルの
 世界に足を踏み入れるきっかけとなっていただければ光栄です。実際にバー
 を営む方、カクテル通な方々には退屈な内容になりますが、ぜひカクテル初
 心者の体験を見守っていただければと思います。

 カクテルを作るにあたっては何から始めれば良いのだろうか。あまりにも知
 らない世界のため、途方に暮れそうです。Nと相談し「バーテンダーズ・
 マニュアル」という書籍を元に勉強することにしました。聞けば、Nも、
 サントリーの主催したカクテルの教室にて、著者の花崎氏やテンダーの上田
 氏のご指導の下、この書籍を教科書にお酒の基礎を勉強したそうです。この
 教科書を使い、お酒とは何か、あるいはお酒の製法や分類、代表的なお酒に
 関する知識など、お酒についての基礎中の基礎を時間をかけて学びました。

 会社の勤務時間中に、Nに1対1で教わりつつ、また行き帰りの電車で
 この本を熟読しました。聞いたことのある単語の意味をいかに知らなかった
 かを思い知らされます。久々の勉強に、脳が怖気づいていますが、カクテル
 を覚えるためにはこういう基礎知識も重要だということで、必死に喰らい付
 いて覚えます。

 もちろん、実際のカクテル作成の実技もNと一緒に練習しました。プロの
 方が長い時間をかけて習得する技術を、一朝一夕に完成させるわけにはいき
 ませんが、とにもかくにも手順を覚え、握り方や持ち方を覚え、動きを覚え、
 曲がりなりにも完成までたどり着くようになるまで、会社の休憩室を使って
 何度も練習しました。

 しかし、私の最初の目標は「自分でカクテルを覚えて家で格好よく飲もう!」
 会社の休憩室での勉強や練習は、あくまで準備に過ぎません。本番は家で
 ということで、道具を揃えます。シェーカー、メジャーカップ、カクテルグ
 ラス、ミキシンググラス、バースプーン、ストレーナー、アイストング・・・
 必要なものはまだありますが、とりあえずこれらがあれば作れます。まずは
 格好からということで、今回、新品ですべて揃えました。キッチンにこれら
 が並んでいるだけでなんだか気分は既にバーテンダー。キッチンの雰囲気が
 ガラリと変わります。ピカピカと輝くシェーカーがいい雰囲気を出しています。

 さて、綺麗に道具を並べたところで問題発生。肝心のお酒がありません。ナ
 ランハで揃うのはバーツールまで。うっかりしてました。近所のコンビニに
 は置いておらず、酒屋さんに自転車を飛ばして調達し、準備が整いました。

 今回私が挑戦したカクテルは「ギムレット」。先ほども書きましたが、生ま
 れて初めて伺ったバーにて、初めてオーダーした思い出のカクテルです。そ
 の当時カクテルの知識は何も無く、Nと相談しカクテルブックを読み漁っ
 て選んだのがこの「ギムレット」。口に出してオーダーするだけで、何だか
 大人になった気分がしました。そして出てきたお酒を一口飲んだ時の強烈な
 酸味と香りとアルコール。ガツンと脳天を撃たれました。このカクテルは、
 海軍の将校が飲んでいたというのがその発祥らしく、さすが将校様の御用達
 だけあってパンチが効いています。今回、ジンが「薬草を漬け込んだお酒」
 ということも本で学びました。あの強烈な香りはこの薬草だったんですね。
 私にとって忘れられないお酒となりました。

 自分で作るなら、このギムレットしかありません。製法はいたってシンプル
 で、ジンとライムのシェークです。デコレーションなども特にありません。
 というわけで、早速、習ったとおりにギムレットを作ります。無事できあが
 りましたが、明らかに、お店で飲んだものとは見た目も味も全く異なります。
 何が違うのか、私なりに試行錯誤をして見ました。シェーカーの振り方に問
 題があるかも知れないと思い、何度も振り方を変えてみます。小刻みにした
 り、思い切って激しくしたり、音楽に合わせてみたり。また、メジャーカッ
 プの量り取り方がまずいかもしれないと思い、こちらも練習してみましたが、
 毎回見た目が違うものが出来上がりました。しかし、あの思い出のギムレッ
 トとは全く異なります。使う材料、製法の技術、そして雰囲気すべてが折り
 重なって美味しいお酒ができるのかもしれません。ただ、私の三流の舌では
 自作のカクテルも合格点。いずれも美味しくいただきました。
 
 もう一度、バーテンダーさんの動きを見て見たいと思いました。私の記憶の
 中では、スムーズに、そして時には激しく、流れるようにカクテルを作って
 いました。お客様とお話しながら、右から左からオーダーを受けながら、決
 して迷うことなく、正確にカクテルを作り上げていた印象があります。実際
 にカクテルを作って見ると、不器用な自分にはとても難しい作業に思い、改
 めてバーテンダーという職業のプロたるゆえんを思いました。

 今回は私が感じたこと、体験したことをそのまま書かせていただきました。
 まだカクテルを作ったことの無い方、ぜひとも挑戦してみませんか?
 「宅飲み」で、いつもと一味違うカクテルが味わえるかもしれません。
 それでは最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
 
--[ 関連情報 ]--------------------------------------------------------
 HARD SHAKE BAR 銀座テンダー(食べログ)
 (外部サイト)
 バー・ツール ナランハ メールマガジン Vol.64(先月のバー巡りの様子です)
 https://www.naranja.co.jp/bar/news-letters?t=2&v=64
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 2.新商品情報・お知らせ
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 ★アブサンスプーン フレイム、エッフェル 販売開始
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 ★メジャーカップ プラスティック 販売終了

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 様々な情報からナランハの日常の様子までお届けしてまいりますので、
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 ★電話番号がフリーダイヤルに!
 固定電話、携帯電話、PHSどちらからでも通話料無料でご利用いただけます。
 新電話番号は「0120-913-477」です。

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 3.カタログ配布
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 カタログ(バー・ツールVol.7)を作成中です。完成次第無料でお送りします。
 2月中に完成の予定です。メールもしくはお電話 0120-913-477 にてご請求ください。

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 4.2月の休業日のご案内
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 2月の店舗休業日は5・11・12・19・26日となります。
 ホームページ・E-mail・Fax等でのご注文は24時間受け付けておりますが、
 お問い合わせへのお返事・商品の発送などは翌営業日以降となりますので、
 予めご了承ください。

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 5.次回発行日のご案内
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 当メールマガジンの次号Vol.66は2011年3月3日(木)に配信予定です。

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 発行: 株式会社ナランハ
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 執筆: S
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