
カクテル調製
カクテルメイキングの基礎となる道具をご紹介いたします。美しい所作、洗練された空間、そして一杯のカクテル。その全てをサポートし引き立てるアイテムを、国内外から厳選して取り揃えました。それぞれのカテゴリから、お客様の理想の一品をお探しください。

シェーカー
氷と材料の入ったシェーカーを前後に激しく振る「シェーク」は、大変奥深いカクテルの技法です。微妙な形や材質の違いで、カクテルへの空気の入り方やシェーカー内での氷の回転などがすべて異なってきます。ぜひ皆様の理想のシェーカーを見つけてください。
シェーカーのサイズ選びについては「さらに詳しい説明」をご覧ください。

■おすすめのサイズ■
個人の方が初めて使われるのであれば、扱いやすい350ml程度のサイズ、業務用であれば液体を効率良く冷やすことのできる500ml程度のサイズがおすすめです。

■500ml前後のシェーカー■
バーテンダーの方が最もよく使用するサイズです。
手の大きさにもよりますが、初心者の方ですと大きい500mlサイズは振りづらく感じる方が多いようです。ただし、大きいサイズの方が、中に入れる液体に対して氷の割合が増えるため氷が溶けにくく、カクテルが薄まるのを防ぎ、より短い時間で冷やすことができるため、使いこなせればより一層美味しいカクテルに仕上げることができます。
●一度に作れるカクテルの量:1~2杯

■350ml前後のシェーカー■
一番汎用性の高いサイズです。
バーテンダーの方から初心者の方まで、すべての方におすすめです。程よいサイズ感で持ちやすく、軽やかな振り心地です。様々な容量のレシピに対応しており、万能なサイズです。
●一度に作れるカクテルの量:1杯

■250ml前後のシェーカー■
あまり使用されることが少ないサイズです。
その大きさから比較的安価なものが多く、コスト面では優れていますが、氷をたくさん入れるとほとんど液体が入らず、ショートカクテルを1杯作るのがギリギリです。
●一度に作れるカクテルの量:1杯

■800ml前後のシェーカー■
コンテストなどで使用される大型のサイズです。
カクテルコンテストでは、一度のシェークで5杯のカクテルを作る必要があり、そのため非常に大きく作られています。1杯のカクテルを作ることもできますが、基本的に効率が落ちるため、通常の営業で使用されることはあまりありません。
●一度に作れるカクテルの量:3~5杯
体格やご用途、スキルに応じてお好みのサイズをお選びください。

ボストンシェーカー
フレッシュフルーツを使ったカクテルを作るのにおすすめのシェーカーです。ティンと呼ばれる、金属製のカップと、厚手のパイントグラスや小さ目のティンなどを組み合わせた2ピースタイプで、ストレーナーが別途必要になります。

ティン・パイントグラス
ステンレス製の金属製の容器を「ティン」と言います。通常のティンの他、シェークするときのフタとして使う「ショート」タイプ、底に重りをつけることで回転のバランスを変える「ウェイティッド」タイプ、その他ゴムのコーティングが施されたタイプや華々しいカラーのタイプなど、多くの種類があります。
1パイント(16オンス、約473ml)のグラスです。そのままグラスとしてもお使いいただけますが、ティンにかぶせて使う「ボストンシェーカー」としての用途が一般的です。

ミキシンググラス
ミキシンググラスに氷を入れ、ドリンクを注いで手早くかき混ぜる技法、「ステア」に使われる厚手のグラスです。欧米ではパイントグラスを使う場合もありますが、日本では注ぎ口のついた専用のグラスが主流です。ナランハでは、ステンレス製のミキシンググラスもあわせてご紹介いたします。



メジャーカップ
分量を量り取る「メジャーカップ」。ジガーカップとも言われるこの道具を指にはさむ姿はバーテンダーの代表的な姿でもあります。また、分量をチェックするためのその他のアイテムもこちらで紹介します。

マッシャー・ブレンダー
フレッシュフルーツカクテルなどに使うフルーツを潰すためのマッシャーや、レモンやオレンジなどの果汁を搾り取るスクイーザー、カクテル技法のひとつ「ブレンド」に欠かせない最新のブレンダーなどをご紹介いたします。


初心者向け入門キット
初めてカクテルを作ってみたいという方のために、カクテルキットをご用意いたしました。数あるカクテル用品の中からピックアップし、お得なカクテルキットをご提案いたします。
カクテルの作り方には「シェーク」、「ステア」、「ビルド」と呼ばれる技法があります。それぞれに必要な器具、そのメリット、おすすめのカクテルをご紹介いたします。

●シェーク
シェークとは、シェーカーにカクテルの材料と氷を入れ、シェーカーを振ることでお酒の角を取り、まろやかで冷たいカクテルを作る技法です。
■必要な器具■
それぞれの器具の詳しい使い方はこちら
■メリット■
- カクテルを急激に冷やすことができる。
- シェーカーを振ることで液体の中に小さな気泡が発生し、カクテルのアルコール感を緩和してまろやかに仕上げる。
- 生クリームや卵白など、混ざりにくいものもしっかりと混ぜることができる。

■おすすめカクテル■
・ギムレット
・バラライカ
・マルガリータ

●ステア
ステアとは、ミキシンググラスにカクテルの材料と氷を入れ、バースプーンで円を描くように優しく混ぜることで、ドライで透き通ったカクテルを作る技法です。
■必要な器具■
それぞれの器具の詳しい使い方はこちら
■メリット■
- 液体の表面を空気に触れさせることで香りが開く。
- 液体に気泡が発生しないため、シェーカーに比べて辛口、ドライな味わいに仕上げる。

■おすすめカクテル■
・マティーニ
・マンハッタン
・アドニス

●ビルド
ビルドとは、グラスにカクテルの材料と氷を入れ、軽くバースプーンで氷を持ち上げるようにして、一度だけかき混ぜてカクテルを作る技法です。
■必要な器具■
・グラス
それぞれの器具の詳しい使い方はこちら
■メリット■
- ハイボールなど、炭酸を含むカクテルの炭酸が抜けないように混ぜることができる。
- 道具や必要の物が少なく、お手軽にカクテルが作れる。

■おすすめカクテル■
・ハイボール
・ジントニック
・スクリュードライバー
★おいしいカクテルを作るポイント★
●かたく締まった氷を使う
ご自宅の冷凍庫の製氷機などで作られた氷は、不純物を含み、溶けやすくなっています。スーパーやコンビニでも購入できるロックアイスなどを使用することで、カクテルを作る際に溶けにくく、水っぽくなるのを防ぎます。また、不純物が少ないため、雑味の無いカクテルに仕上がります。
●材料をしっかりと冷やす
常温のお酒やジュースなどでは、氷がすぐに溶けてしまい、薄味のカクテルになってしまいます。ジュースなどは冷蔵庫で、度数が40℃前後のお酒は-18℃でも凍らないため、冷凍庫などで保管することで、より一層美味しいカクテルに仕上がります。
●カクテルに合ったグラスを使う
普段お使いのコップのような形状のグラスでは、カクテルのおいしさが最大限発揮されません。見た目による雰囲気はもちろん、カクテル用のグラスは口部が薄く作られているものがあり、口当たりがよく、カクテルの味わいを一層感じることができます。


ピンクゴールドシリーズ
国内の貴金属メッキ専門工場にて、ピンクゴールドメッキを施したバーツールです。ピンクゴールドメッキとは、金に銅を混ぜた合金で、表面をコーティングする加工法です。銅メッキに比べてサビにくく、淡いピンク色が特徴です。