センペルテックスとクオラテックスの違いを教えてください。

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センペルテックスとクオラテックスは、それぞれ世界的にラテックスバルーン(ゴム風船)を展開するブランドです。世界にはたくさんのラテックスバルーンのメーカーやブランドがありますが、この両者は、いわゆるプロのユーザーに高い評価をされているトップブランドで、ナランハでも積極的にご紹介しております。

これらのブランドの違いについてご質問を受けることは大変多いのですが、結論から申し上げますと、トータルでの優劣をつけるのは非常に難しく、最終的にはお客様のお好みでお選びいただきたいと思っております。以上の前提を元に、ナランハなりの知識と経験、お客様のご意見を集約してみたいと思います。

まず、価格の差については、クオラテックスがセンペルテックスに比べて割高になっています。この価格差についての私どもの印象を述べます。

クオラテックスは、その品質によってこの文化をリードしてきたという強い自負と歴史を持っていること、かつ世界的なブランド戦略の中で各国それぞれに流通制度をシステマチックに整え、価格破壊を防ぐ努力を最大限に行っていることより、世界的に高めの価格設定となっています。

またセンペルテックスは、後発のメーカーとしてより積極的に世界展開を狙っていること、物価の安いコロンビアが生産拠点であること、またナランハがセンペルテックスの日本総代理店として携わっていることにより、低価格を実現しています。

クオラテックスは、ツイストバルーン文化の発展に大きな功績のあるブランドです。以前は他に比するブランドもなく、ほぼ全てのプロが使う、高品質ブランドの代名詞でした。

現在もトップブランドには変わりありませんが、近年、ナランハでは品質のばらつきについて多くお客様よりご指摘をいただいています。1袋の本数やアソートの色の偏りについても、日本人から見れば基準を超えたばらつきがあります。

センペルテックスは、近年その品質を高め、安定した品質でバルーンを供給しています。色の偏りや本数のばらつきもクオラテックスに比べれば圧倒的に少ないのが現状です。

結論としては、品質の優劣をつけるのは難しく、好みによる部分も大きく、また、初心者の方は気にする必要のない程度の差と感じています。

特にこだわりがなければ、価格の安さ、品質や本数の安定感でセンペルテックスをお選びいただいて問題なく、ナランハでもおすすめしております。

あえてその小さな差を具体的にピックアップするなら、クオラテックスの方がセンペルテックスに比べ、発色につやがある印象があります。ただし、この差は、本当にわずかで、単独で見て見分けが付くというよりも、両者を並べて見て気づくかどうか、非常に微妙な差です。

バルーンの固さについては、センペルテックスの方がクオラテックスに比べて固い印象があります。そのため、同じ圧力ではセンペルテックスの方がひねりにくい、あるいは割れやすいと感じる可能性がありますが、空気の抜き具合でバルーンの固さは大きく変わりますし、そもそもその差は大変微妙です。

ナランハでは、ふくらませていないバルーンのブランドを見分けるときは、その先端を見比べています。何千本もひねるプロの方は、それぞれ好みを含めた違いを感じることは多くありますが、例えばこれから始めようとされる方には、先端を見比べる以外に両者を確実に区別する方法は無いほど、両者は似ています。

先端比較
左:センペルテックス 右:クオラテックス

日本には、トッププロの中でも、クオラテックスをメインに使われている方もいらっしゃいますし、センペルテックスをメインに使われている方もいらっしゃいます。また、両者を時と場合、あるいは色によって使い分けている方もたくさんいらっしゃいます。それぞれのユーザーにそれぞれの理由があるため、ナランハの意見はあくまでご参考にしてください。

もしも機会がございましたら、是非、両方のブランドのバルーンを一度ご注文いただき、その差をお確かめください。また、ナランハの店舗には、両者のバルーンをすべてお試しいただけるコーナーを準備しております。過去には両者を愛用のトッププロのインタビューをメルマガで特集もいたしました。そちらも併せてご覧ください。

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