バー・ツール ナランハ メールマガジン Vol. 44 (2009年5月1日 発行)
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ バー・ツール ナランハ インフォメーション メールマガジン https://www.naranja.co.jp/bar ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ Vol.44(2009.5.1 発行) ━━ ☆ MENU ☆ 1.パラフィルム by O 2.フレアDVD by N 3.カタログ配布 4.新商品情報・お知らせ 5.休業日のご案内 6.次回発行日のご案内 登録・解除はこちら https://www.naranja.co.jp/bar/news-letters ================== 1.パラフィルム by O ================== 子どもから大人まで幅広い層に支持されるマンガ。みなさんはマンガを読み ますか?私は好きです。同じ物語を文章で表現する小説もありますが、イメ ージの幅は読者によって左右されます。マンガは作者のイメージした空想の 生き物がどんな姿なのか、登場人物が体から発したオーラがどんな形なのか、 ダイレクトに伝わる魅力があります。 小説は文字で書かれます。古来文字は、事柄や物体をそのまま簡単な絵柄で 表現した絵文字から始まりました。絵文字はただ描かれているものを意味す るだけで、文章として意味をもちませんでした。しかしエジプトの壁画など で知られる象形文字へと発展し、文章として意味をなすものに進化していき ました。そこからさらに発展したところに小説などの文学があります。また 逆にマンガは、絵文字からさらに絵柄を詳しくして進化したと言えるでしょ う。作者の創造した新しい世界をそのままに楽しめるのがマンガです。 最近買った日本酒の雑誌に「もやしもん」というマンガの作者のインタビュ ーが載っていました。マンガ「もやしもん」は、日本酒に必要な麹菌をはじ め、カビや病原菌など、いわゆる菌を肉眼で見ることができ、話もできる特 殊能力をもつ主人公が、菌やウイルスに関する様々な騒動に巻き込まれてい く物語です。「かもすぞ(醸す:麹を発酵させて酒などをつくる、雰囲気な どを生みだす)」が口癖の脱力系キャラとして描かれた麹菌は、ぬいぐるみ などのグッズも出ています。読むと日本酒などの発酵食品により愛着がわく こと請け合いです。 最近は、お酒をテーマにしたマンガが多数出版されておりドラマやアニメに なった作品もあります。お酒には飲むこと以外にも、たくさんの背景やうん ちく、さまざまな人間の関わりあいという魅力もあります。イメージがダイ レクトに伝わるマンガのテーマとして、こんな面白いものはないと思います。 酒屋でもよく「マンガ○○に掲載されたワインです!」のようなポップをよ く見かけて、それをひとつひとつ見ては、マンガを思い出して楽しめます。 しかし、実際には買わないことがほとんどです。私は自動車に乗ることが多 いため、自宅用にお酒を買ってもぜんぜん減らないからです。いつ飲みきれ るか分からず、お酒が傷んでしまわないか心配で、買うことをためらってい ました。そんなとき、出会った便利なアイテムが、ボトルを簡単に密閉でき るパラフィルムです。 パラフィルムは、化学実験の道具でフラスコなどを密閉するときに使うもの ですが、ボトルの口に巻くことでお酒をしっかりと密閉できます。さすがに 化学実験で使われる素材だけあり、その密封効果は抜群で、高価なウイスキ ーなどの劣化や揮発防止のため使われていました。しかし市販のパラフィル ムはいずれも量が多く、ウイスキーのボトル換算で数千本の長さになります。 そこでナランハでは、短く切り分けたものもご用意しました。飲食店の方だ けではなく、自宅用にも気軽にお使いいただけます。 自宅用のお酒を買うことをためらう理由がもう一つあります。バーテンダー の方が、非日常的な雰囲気を醸し出すバーで飲むお酒は、一味も二味も違う からです。私もいつかは、そんなバーが似合う雰囲気を「かもすぞ!」 --[ 関連情報 ]-------------------------------------------------------- パラフィルム https://www.naranja.co.jp/bar/web-pages/4576 ---------------------------------------------------------------------- ================== 2.フレアDVD - 秘密基地と探検 - by N ================== ナランハでは特に決まった休憩時間というのはありません。休みたい時に、 1時間の休憩を適当に取ります。早い人は12時頃から、遅い人は3時、ある いはもっと遅くに休憩に出て行く人もいます。 いつ出て行っても良いため、1人でふらっと出て行くことが多いのですが、 この昼休憩をいかに上手く過ごすかで、その日1日のリズムが全く違って きます。 ちなみに私は2年前まで職場のすぐ近くに住んでおり、休憩時間は家に戻っ ていました。夏はソウメンを食べて水風呂、冬はうどんを食べて熱い風呂。 風呂は朝も晩も入ってましたから、当時は1日3回風呂に入ってましたね。 そうめんとうどんも半端なく食べました。毎日が幸せでした。 2年前に、ちょっと遠くに引っ越しました。昼休憩には戻れない距離です。 当初は、昼間の休憩がうまく過ごせず、リズムが悪く、辛い日々が続きまし た。休憩して逆に疲れ、1日が長く、肝心なところで眠くなります。引越し をした後で気付いた昼休みの重要性。毎日昼休みに悩む日々。あの美しい日 々をとりもどしたい・・・と悩み続けて2年。やっと発見しました。どうし てもっと早く気が付かなかったんだろう。「昼間から銭湯」という答えを。 近所の銭湯が、昼間の2時にオープンします。というわけで、最近よく昼休 憩を2時過ぎに取り、銭湯につかってます。最高です(ちょっと恥ずかしい)。 皆さん 平日の昼間に銭湯に行ったことありますか?当然子供はおらず、主 力はおじいちゃん。皆さん動きが緩慢で、表情も気が抜けて、誰もしゃべり ません。そこだけ時間のスピードが違うゆるい空間。そんな場所で30分も過 ごせば心も体も超リフレッシュ。あー、メルマガの文章は何を書こうかな・・・ なんて悩みも湯船に浸かって目を閉じれば一発。今日のメルマガも湯船の中 で出来上がったようなもの。前置き長くてすみません。今回はフレアの新作 DVD2本を紹介させて頂きます。 【クエスト2008】 フレア最古の大会とも言われるクエスト。「探検」を意味するその大会は、 フレアの行き着くところを目指そうという当時の意気込みを感じます。昔の 名残りを最も感じるのが「フリースタイル」部門。簡単に言えば、盛り上が りさえすれば良いという何でもありの部門です。昔はフレアの技を競うため に、様々な競技が考案されましたが、その1つがこの「フリースタイル」で す。しかし、純粋にフレアの技術が向上し、テクニック志向が強くなった最 近では、ほとんどの大会からこの部門が姿を消しました。今、世界の有名な 大会でフリースタイルが残っているのはこのクエストぐらいでしょう。 このDVDにも、そのフリースタイルがノーカットで収められています。いきな りですが、ここで苦言をひとつ。フリースタイルであるからには、もっと楽 しませてもらいたかった。特に成績上位のプレーヤーたち。ちょっと洋服を かえたり、サングラスをつけたりしただけで、やっていることは普通のフレ アと大して変わらず、一般の観客としては物足りなさがつのります。たった 1人、面白かった人がいました。日本人で唯一決勝に残ったE-jiこと成田栄 治氏。彼みたいに「何じゃこれー!?○×?!」というインパクトが欲しい んです。本当に彼のフリースタイルはヤンヤヤンヤの大喝采。彼の関西人セ ンスはアメリカ人の心にも突き刺さったようです。とにかくはじけてました。 通常のフレア部門やスピードもすごくて第3位に入賞。おめでとうございました。 こうなったら苦言第2弾。メンバーが代わり映えがしない。とにかく、決勝 に残った面々は全員有名どころ。珍しいといえば、イタリアの貴公子ダリオ・ ドイモの兄、ジョバンニくらいですが、でも雰囲気が弟のダリオと似ていて 新鮮味に欠け気味。しかし、この世代に食い込むのは本当に大変だろうなと 思います。特に優勝したダニロ・オリベは、フレア界では練習の虫として有 名ですが、世界を制した後も新しい技に果敢に挑戦し続け、レベルをアップ させています。本当にすごい。彼らを超えるためには、彼らを超える練習量 とハングリー精神が必要だと思いますが、それは不可能に近い大変さかも知 れません。でも、いつかは出てきて欲しい、新しい星が。 苦言ばかり呈してしまいましたが、選手の演技の内容は秀逸です。私の目はひ ねくれていますので、適宜薄めて読んでください。 【エリア51】 続いてはエリア51。見たことも無い会社が製作しています。タイトルの意味 は後で調べることにして、DVDをインサート。すると、飛び込んでくるのは砂 漠を駆け抜けるジープと、全身黒に身を包んだフレア・バーテンダーたち。 今までにない造りこんだオープニングと編集技術に、期待は高まります。 早速始まったのは、ラスベガスのフレア・バー、カーナバル・コートでボト ルを振り回す、ヴァシェ・マヌキアン。世界ランキングで言えば15位ぐらい (注:あくまで私の独断です)のトップ・プレーヤー。実際にフレア・バー の現場でボトルを投げるシーンが映像に収められることは少なく、こういう フレアとコンテストのフレアは全然違うので、面白いな、と思って見ていま した。そもそも世界で最も稼ぐといわれるフレアバー、カーナバル・コート の映像自体が貴重です。楽しく見ていると、画面は突然ヴァシェの自宅訪問に。 英語連発で100%聞き取れませんが、それにしてもすごい豪邸。ちょっと紹介 するだけかなと思いましたが、延々と部屋の隅々まで紹介しています。もは やフレアのDVDとは言えない脱線です。でも、面白い。というか、すごい。 「俺は料理しねーからなー」と言いながら冷蔵庫を開けてましたが、空っぽ。 ということは彼は独身か?いや、独身でこの豪邸とは、ラスベガスのフレア・ バーテンダー恐るべし。いや、アメリカではこんなの普通なのか?フレアと は関係のない憶測じみた感想が次々に頭をよぎります。 当然のように、自宅にも完璧な練習場が設営されてました。敷き詰めたフレ アマット、無数の空ボトル、組み立てポータブルバー。音も時間も割れも気 にせずに練習し放題。実際、そこで色々と技を見せてくれました。 続いてイタリアの貴公子、ダリオ・ドイモが登場します。今最も熱いラスベ ガスのフレアバー、カフナビルで働いています。是非一度行って見てださい。 2メートル近い長身なのですぐわかります。でも、自宅訪問はありませんで した。そうだよな、イタリアからラスベガスに来たばかりだもんな。自宅訪 問は最初だけなんだ・・・ そこから4人、トッププレーヤーの映像が続きますが、4人とも自宅に訪問 していました。それにしても、皆すごい自宅を持っています。ベッドルーム 3つと犬2匹、巨大プラズマテレビは当たり前。ビリヤード場、トレーニン グ・ジム、高級車と家の紹介が続きます。そして、皆さんすごい練習場を持 っていました。ここまで来ると、彼らがフレアという技術で立派な家を建て、 そしてその技術を磨くために投資を惜しまないというプロフェッショナリズ ムを強烈に感じざるを得ませんでした。 見終わった後で、エリア51(エリア・フィフティワン)の意味を調べた所、 ラスベガスの北50キロの一帯に広がる秘密基地だそうです。ステルス機など を開発していて、勝手に近づくと射殺されるという説明もありました。なる ほど、このDVDはラスベガスのバーテンダーの秘密に迫るという意味だったの かと、妙に納得。人生をエンジョイする彼らの姿に、刺激を受ける日本人が 続々と出てくれれば、嬉しく思います。 なお、自宅訪問はこのDVD作品の一部に過ぎません。フレアのシーンも多数 収録されています。彼らの勤めるバー・カウンターで、そして練習場で、様 々な技を見ることができます。現場での映像は貴重で、有名どころのフレア・ バーを見れたり、また実際のドリンク提供シーンを見れたりなどとこれだけ でも十分に作品として成り立つところ、自宅訪問のシーンが印象的というか、 すごかったので、思わずそこだけを書いてしまいました。あしからず。 --[ 関連情報 ]-------------------------------------------------------- クエスト 2008 https://www.naranja.co.jp/bar/web-pages/4120 エリア51 https://www.naranja.co.jp/bar/web-pages/4193 ---------------------------------------------------------------------- ================== 3.カタログ配布 ================== カタログ(バー・ツールVol.5)をご希望の方に差し上げております。 全国無料で配送いたします。 https://www.naranja.co.jp/bar/catalog-order よりご請求ください。 ================== 4.新商品情報・お知らせ ================== ★エスプーマ 販売開始 https://www.naranja.co.jp/bar/web-pages/305 ================== 5.5月の休業日のご案内 ================== 5月の休業日は2・4・9・16・23・30日となります。 ホームページ・E-mail・Fax等でのご注文は24時間受け付けておりますが、 お問い合わせへのご返事・商品の発送などは翌営業日以降となりますので、 予めご了承ください。 ================== 6.次回発行日のご案内 ================== 当メールマガジンの次号Vol.45は2009年6月4日(木)に配信予定です。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 発行: 株式会社ナランハ https://www.naranja.co.jp/ https://www.naranja.co.jp/bar 執筆: N/O Copyright 2009 NARANJA Inc. 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