さて、皆様お待ちかね、「ナランハ 突撃インタビュー!」のお時間です。
縁あってお会いできたツイスターの皆様に、あつかましくもインタビューをお願いし、
お答えいただことを記事にしてお届けしていきたいと思います。
今回は独自の世界観を超絶技巧で表現して日本のバルーン界を前進させた立役者の一人といっても過言ではない「DAISY BALLOON 細貝里枝(ほそかいりえ)」さんです。
自己紹介のプロフィールのリンク先にも情報がありますが、DAISY BALLOONはバルーンアーティスト細貝里枝さんとアートディレクター・グラフィックデザイナーの河田孝志さんの2人からなるアーティストユニットです。

次々に生み出されるバルーンを使った創作に、インタビューアーの私もいつも驚かされています
それでいて素晴らしい作品を生み出す近寄りがたい存在ではなく、とてもやさしくフレンドリーなお人柄は多くの人を引き付けています

では、前置きが長くなってしまいましたがインタビューいってみましょう
簡単な自己紹介をお願いいたします。
こんにちは、DAISY BALLOONの細貝里枝(ほそかいりえ)です。バルーンを使った作品を制作しています。
DAISY BALLOONのプロフィールはこちらになります。
http://daisyballoon.com/ja/about/

活動状況や最近の作品はこちらになります。
http://daisyballoon.com/ja/work/
また個人の活動として、セミナーの実施や、バルーンフラワーの教室 Tokyo Balloon Flowerを主催しています。
http://tokyoballoonflower.com/

ナランハさんには毎月のレッスン開催など、お世話になっています。いつもありがとうございます。
こちらこそ、いつも素敵な作品を側で見れるので毎月楽しみにしています。1月はバレンタインチョコレートのモチーフが毎年採用されていて、それを見たナランハスタッフが「おいしそー!」と毎年叫んでいます

それと個人の趣味の活動として、植物のフウセンカズラを広く知っていただきたくためのフウセンカズラ普及委員会をゆるりとやっています。
https://www.facebook.com/balloonvinejapan/

ここ数年のツイスターズでフウセンカズラの種を配らさせていただきました。
ナランハスタッフも皆いただきました。
3mmぐらいの小さな丸い種で、自然にハート型の模様がありとてもかわいらしい種をいただきました
育てるとほおずきのようなバルーン型の実がなります。
デイジーの名前の由来とバルーンをはじめたきっかけはなんですか?
バルーンを始めたきっかけは、20年ほど前はフラワーショップで働いていました。そのお店にはバルーン部門があり、そこでバルーン担当になったことがきっかけです。バルーンについていろいろと勉強をさせていただきました。お店の方には大変お世話になりました!
デイジーの名前の由来は、そのお店で一緒に働いていた先輩に、独立後の名前(屋号)を相談をしたことがきっかけです。朝のお店の準備の時間に「名前をどうしようか決めかねていて」と話したら、「デイジー、いいんじゃない?」と。デイジーは花の名前からきていて、可愛い花ですし、音の響もしっくりきたので、そこで即決しました。後日DAISYの意味を調べたら、「第一級のもの(人)」「すてきなもの(人)」という意味も含まれていて、ありがたい名前だったことに感激したことを覚えています。
DAISYの言葉にそのような意味が含まれていたのですね。その名前の通り第一級の素敵なものを創作されているの素敵です
デイジーさんといえばドレス!そのデザインアイディアはどこから出てきますか?
DAISY BALLOONの活動の時は相方の河田と一緒に考えています。何をつくるか、というコンセプトはだいたい先に決まっているので、そこに寄せていきます。河田が「こんな感じ」というアイディアを出し、私がそれをバルーンで形にしていく流れが多いです。
私が思う編み込みを綺麗に作るコツは、たくさん作って練習して体で覚えることなのですが、ただただ作るのではなくて、綺麗に作ることを意識しながら作ること、と思っています。
私は仕上がりのビジョンをいつも頭の中に描きながら作るようにしています。これがないと迷走してしまうので。
毎年開催してますのウィービングセミナーでは、体で覚えられるようにとにかくたくさんバルーンを捻ります。その中で制作のコツなど作りながらお伝えしていきます。バルーンドレスを作るときのコツは、こちらも2月後半開催のドレスセミナーで実物を使いながら説明をしていく予定です。
私個人の意見ですが、作品へのこだわりは、作り手の個性になると思いますので、ないよりもあった方がいいと思っています。

一朝一夕にはいかない積み重ねが、デザインアイディアの土台になっていたのですね。コンセプトに寄せていくときの実際のシチュエーションが気になります
先日100回を迎えたバルーンフラワー教室。日本ではなじみのないバルーンフラワーを始めようとしたきっかけはなんですか
100回を迎えられたのは、毎月参加していただいた方がいて、そしてやはりナランハさんのサポートがあったから続けてこられたものです。本当にありがとうございます。
バルーンフラワーをはじめたきっかけは、2000年頃に見たコンテスト作品として出品されていたバルーンフラワーを見たことです。その花の形状を見たときに、もしかしたら花の資材で作れるかも、と思いました。
当時フラワー装飾技能士2級という資格を持っていたのですが、その資格を取得するためにワイヤーの使い方を勉強していました。知っている知識を絞り出して組み合わせて試行錯誤で色々なバルーンフラワーを作るようになりました。作ることが楽しかったので、その楽しさをたくさんの方に伝えたいと思うようになり、教室を開くようになりました。

先日のナランハスタッフブログでも紹介させていただきましたが、バルーンフラワー教室が100回を迎え、参加者の有志の方より100本のバラの花束と、ナランハから100回分の作品写真を掲載した、オリジナルフォトブックを送りました。100本のバラなんてマンガでしか見たことないものでした。後で持たせてもらいましたがずっしりと重い花束です。デイジーさんには電車でお持ち帰りしていただきました。

直近で見られる作品、イベントを教えてください。
イベントは、年に一度開催のウィービングセミナーとドレスセミナーです。わたしにとっては、受講者の方々と作る楽しみを深く共有できる特別なイベントです。
セミナーの様子

DAISY BALLOON の作品は京都の「ホテル アンテルーム」というホテルの客室164号室に常設しています。
宿泊しないと見ることができません。

ウィービングセミナーとドレスセミナーは毎回人気で、編み込みを習うウィービングセミナーでは、参加者の方はランナーズハイならぬウィービングハイに突入する熱の入れようと、ドレスセミナーの完成したときの感動は参加者さんだけの特権ですね。
「ホテル アンテルーム」は、客室という事で宿泊中「DAISY BALLOON」の作品を独り占めできるなんてすごい贅沢ですね。
もっとお話しを聞いていたいですが、前編はここまで。
続きは次回2月13日(水)配信予定!こうご期待!