さて、皆様お待ちかね、「ナランハ 突撃インタビュー!」のお時間です。
縁あってお会いできたツイスターの皆様に、あつかましくもインタビューをお願いし、お答えいただことを記事にしてお届けしていきたいと思います。
今回はお笑い界のバルーンの申し子、「風船芸人 松下笑一」さんです
松下さんは株式会社よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属の芸人さんで、バルーンアートを使った芸で笑いを生み出している笑顔が素敵な芸人さんです
では、はじめに松下さんより簡単な自己紹介です
「吉本所属のお笑い風船芸人松下笑一です!舞台やイベントを中心にテレビ、ラジオ、映画などで風船をやっております今回は基本的に話が長いわりに落ちがないのでご注意くださいね」
「いつもやろ~!」
「とか言・わ・な・い・の!」
いつもやろー!
では、松下さんがバルーンアートを始められたきっかけはなんですか
「1992年、福岡の吉本時代コンビで漫才→ピンになってギター漫談をやりながら毎年子供の日にヒーロー物の芝居の脚本、演出、衣装製作を一人で手掛けてやっていました。」
「その時にヒーローのマスクを風船のハリボテでつくって、段ボール箱で聖闘士星矢並のコスチュームを作ってたら高い評価を得て、ある時、博多華丸・大吉さんのイベントの小道具作りを手伝ってたら『手先器用だから大道芸人さんがやってるバルーンアートをやるとうまくいくんじゃない』といわれてやりはじめました」
素直にアドバイスを聞いてバルーンをはじめられたとは、なかなか可愛らしい一面ですね母性本能をくすぐられますそこから 風船芸人として活動されることになった経緯はなんですか
「バルーンを始めると同時にマジックとジャグリングを同時にやってたのですが、ある程度できるようになり仕事が増え、色んな芸をやってた時に『芸が渋滞して勿体ないからバルーン一本に絞ったら』と師匠である博多大吉からアドバイスをいただきバルーン一本に絞る事にしました。」
「吉本には大阪にマジックとジャグリングの師匠クラスの方がおられたのですが、バルーンはいなかったので隙間産業(笑)みたいな感じでトントン拍子で仕事が増えていきました。」
「これも博多大吉師匠のアドバイスでした」
「バルーン1本に絞ってからは【風船+お笑い】の方程式を作るために、大道芸人さんのショーは勿論、落語とマギー司郎さんの
お笑いマジックをメッチャクチャ研究して方程式を組み立てていきました。」
「そこで【お笑いバルーン虎の巻~その①】が完成して、お笑いとして結果を出していけ初めたので風船芸人と名乗るようになりました。」
まず、『芸が渋滞している』という言葉のセンス、最高ですさすが博多大吉さん。松下さんがマジックとジャグリングもされていたとは知りませんでした。風船に絞られたことは大きな転機だったと思いますが、そこから成功するためにかける松下さんの情熱も伝わってきました余談ですが、個人的にギター漫談も気になります。
風船芸人として活動される中で、 思い出に残っている作品やコンテスト、イベントはありますか
「コンテストでは、やはりコンテスト初参加のツイスターズ2009in所沢で、カオリンさん、Syanさんと【3on3】の部に参加して優勝出来た二体のドラゴンですね!」
「思い出に残ってる作品は10月中頃放送なのですが、先日【おはスタ645】という番組で1日12時間×2日間の製作時間の番組収録を行ったのですが、その中の1日で四神獣(朱雀、白虎、玄武、青龍)の四体を作りました。」
「ただ作るだけだとそんなに時間はかからなかったのですが、その四体が戦隊ヒーローのロボットのように合体して僕に装着していく!という作品を作りました!気力、体力と想像力を恐ろしく奪われて大変でしたが、それも思い出の作品でした。」
「あと、吉本の仕事で医療器具のブースでSyanさん、しほさん、モンキーさんと一緒に作ったフォトスペースも良かったな~」
「イベントでは、今年と去年山梨県アルプス市のサマーフェスタの会場に6000人見てる前でガッツリ30分ショーをやるのですがアイドルのコンサートなみに盛り上がってる時は『俺スター?』って勘違いしちゃっうほど盛り上がったのが良い思い出かな~」
そんな黄色い声援がもしくは野太い声援があったんですね一度でいいのでそんな気分を味わってみたいです 風船芸人としてご活動されていますが、パフォーマンスする際の『こだわり』はありますか
「基本はお笑いなので良い作品をおもしろく作る!というスタイルは崩せませんね!」
「僕らは芯はお笑いだからイケメンパフォーマーの方々のようにカッコよく見せようとしたらマヌケに見えるんですよ」
「だから、ドジでアホなお笑い芸人がまずくだらないものを作る!」
「『え~、何それ~』の空気からみんなが驚くものを作る!」
「そしたら、『おお~!』と感動され透かさずその作品でボケをかます!」
「その方が【笑いの降り幅】が大きくて感動+大爆笑に繋がりますいわゆる【笑いの方程式】です!」
「他にも3段落ちとかボケのかぶせとか、お笑いをやる上で大切な計算式が色々とあり、それをうまく風船と組み合わせる事によって爆笑バルーンパフォーマンスがうまれます」
「正直このシステムに気付いてからは無敵ですよ!ずっっと昔、200人のヤ◯ザ風の人しかいない忘年会でやった時も最後はみんなが子供のようになった!という最強のエピソードがあります!」
少年にかえれる笑いは最強ですねお話しを聞いていて松下さんも楽しんでいるのが伝わって、ワクワクしてきました笑いは人を幸せにしてくれる魔法のようなものですがまず自分が楽しくないとですね!素敵です。
HPを拝見させていただいたところ、『吉本風船クラブ』なるものが発足されているようですが、どのようなご活動をされているのですか?また、風船教室をされているそうですが、松下さんの風船教室はどこで受けられますか
「吉本でバルーンは僕の独占企業だったので食いっぱぐれがなかったのですが、そうしてるうちにツイスターズ2015パフォーマンス部門で優勝した蓮華のちゃんだいが弟子入りを志願してきて、そのあとキャベツ確認中のキャプテン・ザコや しまぞうZなど腹黒い(笑)後輩達が教えてほしい!と集まり最初は5~6人でやりはじめたら色んな現場にみんなで仕事に行く機会が増えました」
「そうしてるうちに『バルーンを無料で教えてる!』、『バルーンやれば仕事が増える!』、と、噂が広まり毎回芸人が増え、だんだん『誰やコイツ!?』と思うような、まともに挨拶もできない芸人が増えてきました。そのうえ・・・」
「僕より単価の安い後輩達を簡単に会社が使うようになり、リアルに三年前より年収が100万以上減ったので、ここ最近は活動を控えてました」
「しかしソロソロ再開しようと思います。横浜の我が家の近所か都内で!その時は又HPにお知らせしますね」
バルーンを使った笑いで、お弟子さんたちも見事バルーン界に爪あとを残されていますし、恐れ入りますしかし、年収が減ったのは痛手ですね松下さんが講師のスクール、受けたいという方は沢山いらっしゃると思います。スクール情報楽しみにしています
では、毎回恒例の質問なのですが、どのようにして風船を保存されていますかおすすめの保管方法はありますか
「仏壇に一度お供えしたあとに、クーラーバックに入れて仏間の押し入れに保管してます」
とってもご利益ありそうですねそのひと手間は大事ですね!見習います。では松下さんの
好きなバルーンの種類、好きなバルーンメーカーはありますか
「僕はセンペルテックスですね」
「固くて割れにくく経済的で一番相性が良いので好きなのは『スマイリーバルーン』。欠かさず備えてます」
ありがとうございます何かご要望がありましたら、是非お聞かせください!センペルテックスの代理店として今後も品質向上やサービス向上に努めてまいります。
今力を入れていること、今後のご活動予定などございましたら教えてください
「実はまだ誰にも言ってないので秘密ですよ」
「バルーンとお笑いがコラボした、パフォーマンスがメインのフェスティバルを企画中です」
「コンテスト形式ではなくガッツリショー形式で」
「まだ企画申請段階ですが、可能でしたら全国各地で活躍する風船関係者の方々をゲストとしてお招きする!か?全国各地でツアー形式のように開催するか?等々色んなスタイルでやっていきたいと考えております」
「できれば泥臭く【風船男祭】みたいに、黒い空間で華やかに行い、紅一点で女性パフォーマーをゲストに!というのが理想ですが、そうなると長く続かないので今だ検討中です」
男祭もとっても面白そうですが、確かに続くかどうかが・・・再検討に一票です
「僕の持つすべての組織力を使って、沢山の方々にも協力していただき、新たな【風船祭】をやれるよう水面下で動いてますので、その時は皆様御協力何卒よろしくお願い申し上げます」
とっても素敵なお話しをありがとうございます何かナランハでできることがあれば、お声掛けくださいこの話は、ここだけの秘密・・・ということにはなりませんので、松下さんからお声がかかれば、皆様も、是非ご協力をお願いいたしますでは最後に是非これを伝えたい!!と言うことがありましたら、どうぞ!
「感謝してる方々をご紹介させてください。吉本、他事務所の芸人さん含めて僕が指導させて頂いた70人前後の芸人仲間は特に忘れないようにね」
「まず、2008年に福岡から関東に来た時に最初に私を訪ねて来て下さりコンタクトを取ってくださった中山父さん父さんから横浜ひねろう会をご紹介いただき、メンバーの皆様が快く受け入れてくださったお陰で風船の世界の価値観が広がりました」
「そこでSyanさんと出会いました。皆様ご存知のようにとんでもなく素晴らしい作品を作られるの方なのに、昔からよく私の作品を誉めてくださります!これは本当に大きな自信に繋がり、更に新たな作品を作るよう向上心がわいてきました」
「お二人を初め横浜ひねろう会の皆様本当にありがとうございます。」
「そして!」
「ツイスターズ2011沼津の時のパフォーマンスコンテストで予選で落ちたのですが、その時にいた審査員のコメントやお手伝いスタッフの方の話で【バルーン+お笑い】を辛口コメントで否定されて、予選で落ちたショックから風船業界から離れようと思った事があるんですよ」
「ですが、大会中にバルーンパフォーマーアキさんが笑顔で話し掛けてきてくださり『松下さんのスタイルは僕達もやりたいけど、誰も真似出来ないスタイルなので、是非新しい道を作って、一緒に風船業界を盛り上げてください審査してた僕の点は満点でした』と言われました」
「当然私は『えっ???俺が???マジ??』と、思ってたそのあと・・・」
「エンディングで表彰式が終わり、帰ろうとした時に客席に座られていたバルーンおやじさんが遠くから声をかけて来てくださりました」
「僕にとっても神様のような存在だからビックリしてアタフタしてたら、『凄く良かったよ~、又見たいから次も期待してますよ~』と笑顔で言ってくださいました!」
「その瞬間心の中で『ウォーーーーッ!』と叫び、今までやって来た事が間違ってなかったと確信にかわり、テンションがトップギアに入りました」
「そこからもっと新しいスタイルを築こうと色んなパターンを考えてショーもパワーアップし、吉本の後輩達が風船を教えてほしい!と来たのもこの時期で、芸人仲間が増えれば笑いのパターンも増えるだろう!と思い吉本風船クラブを立ち上げました!」
「なので、バルーンおやじさんとアキさんにあの時声をかけていただいてなければ、今の我々はないので心より深く感謝申し上げます。本当にありがとうございました。」
「風船業界は(吉本以外で)、第三世代と呼ばれる方々が色んなスタイルで頭角をあらわしてきてるので、刺激をもらいながら負けないようこれからも風船捻って暴れまくります」
「今後とも皆様何卒よろしくお願い申し上げますありがとうございました」
「・・・ただ、すべてのインタビューで言える事なのですが」
「僕の言う事の8割は嘘で、残り2割は作り話なので信じちゃダメよ~」
「と言うことで長くなりましたが、今後とも皆様のますますのご活躍とご健勝をお祈りして、また元気にお逢いしたいと思います」
素敵なエピソードと楽しいお話しをお伺いできて大変光栄です。お忙しい中インタビューにお答えいただきありがとうございました!松下様のますますのご活躍を心よりお祈り申し上げます。
松下さんは全国各地でご活躍されている芸人さんです!松下さんに会いたい!!バルーン教室を受けたい!という方は、松下笑一公式ホームページのブログ、ツイッターやFacebookから新情報をゲットしてください!作品集にある似顔風船も必見です!!
次回は10月7日です!次回はどなたのインタビューになるか・・・乞うご期待!!