さて、皆様お待ちかね、「ナランハ 突撃インタビュー!」のお時間です。
今回は前回に続く後編!圧倒的な技術力で数々のコンテストの受賞歴をもつ、バルーン界の超人
「 ひねり屋ジャッキィさん」です
※写真をクリックすると拡大写真がご覧いただけます。
前編をまだご覧でない方は、5月9日に掲載の「ナランハ 突撃インタビュー その25 ~ ひねり屋ジャッキィ ~様 前編」をご覧ください
前編では過去バルーンにはまることになった経緯や、コンテストでの思い出などをお伺いしました!今回はキュッとバルーンのことや皆さまが気になる定番の質問にお答えいただきました!!
ジャッキィさんの作品の中で一番好きなものは何ですか?それはなぜです
か
「エイリアンの幼虫ですね。」
「やはりベーシックアニマルをから脱却した初めてのオリジナル作品ですし、あの時は間接にピンチツイストがつきまくって無駄が多かったですが、今の技術で作ると最初のものよりもリアルに作れるようになってます。」
画:エイリアン幼生
画:エイリアン幼生の逆襲
ちょ・・・。面白すぎです。
「『今も見てもやっぱりキモい』とコメントいただきました。誰からも需要が無いものを本気で作るところに自分の真骨頂があるのだと思います。」
今後はわかりませんよ!映画関係者からのご連絡お待ちしております!!
「一般的に受けがよかったのはWBCで作った歌舞伎カマクラゴンゴロウです。」
※ちなみにカマクラゴンゴロウとは平安末期の武士です。
「これはその後の酒祭り鑑評会前夜祭で作ったのものです。」
「試作、本番を経て作るのは3度目になりましたのでだいぶ凛々しくなりました。」
「カマクラゴンゴロウというモチーフとバルーンとの相性が良かったのだと思います。」
これはすごい!ディティールに圧倒されます!しかも3回もつくられたなんて、信じられません。エイリアン幼生には申し訳ありませんが、わたしもゴンゴロウ派です!
キュッとバルーンというツイストバルーン初心者向けのサイトの管理者であるジャッキィさんですが、ツイストバルーン初心者なら一度は目にしたことがあるサイトだと思います!
このサイトを運営しようとなったのはなぜですか?
「友達への誕生日プレゼントに作りました。」
「というのは半分冗談で、こんな面白いものを1人で楽しむのはもったいないと思ったからです。」
「もともと友達がやってたバルーンを見たのがきっかけで、楽しさが手伝ってここまで作れるようになりました。ならば今度は自分がそのきっかけになれるよう、誰でも風船を楽しめるサイトを作ろうと思いました。」
「そしてキュッとバルーンを見てバルーンを始めた人たちがまた新しい人たちにバルーンの楽しさを伝えていってもらえればそれは素敵なことだなと思います。楽しさは連鎖するものです。」
実は私もツイストバルーンを始めたときは、よくキュッとバルーンのサイトを見ていました!わかりやすくて、見本の作品が可愛い。私も作りたい!とより意欲が湧いたのをいまでも覚えています。大変だと思いますが、今後も続けていただけると嬉しいです!
さて、こちらは定番の質問です!ジャッキィさんは どのようにして風船を保存されていますか?おすすめの保管方法はありますか
「普通にタンスに保存してます。風船は野菜と同じようなものだと思っておりますので、鮮度の高いものを常に仕入れるようにしていて、古くなったものは練習やボランティア教室で消化していっております。」
「風船の袋をギュウギュウに詰め込んでいると、冬に取り出したらカチカチの一塊になりますが、ドライヤーで温めたり、しばらくこたつに入れていると元通りにほぐれます。」
カチカチのままふくらませると、すぐ割れてしまいますよね!ナランハの倉庫も冬は冷えますので、かちかちのままお送りすることがありますが、温かい室内に保管していただいたりして解凍していただくことをおすすめしております。
好きなバルーンの種類、好きなバルーンメーカーはありますか?
「昔は安さと長さを優先してセンペルテックスを使ってました。」
「しかしコンテストに出ているうちに賞品で得たクオラテックスの風船がどんどん増えていって、二大メーカーの風船が我が家のタンスに収まるわけもなく、思い切ってクオラテックスに切り替えました。」
「センペルテックスは長時間使っていると指の皮が擦り切れてくるので、グリーティングのような長期戦にはクオラテックスを使ってます。」
なるほど!シチュエーションによってメーカーを使い分けるのは、皆さんもあるのではないでしょうか?
「好きなバルーンは今だったらクロームバルーンですね。あの金属感はすごいです。」
「あれでバルーンおやじさんやRioさんのビザンチンチェーンとか作ったらすごい質感でますよね。早く160Qや350Qの太さでいろんな色で出て欲しいです。」
初めてクロームのカラーを見たときは、私も感動しました!あの金属感、バルーンなんて信じられません。これからの展開が楽しみです
ジャッキィさんがご活動されている活動内容のうちで、一番好きなもの、力をいれているものは何ですか?それはなぜですか
「路上のベンチに座ってのんびり風船作るのが一番好きです。」
「そもそもこれがはじまりのスタイルですし、お客さんは自分のもらえる風船がどのように作られていくのを間近に見ることができます。僕もお客さんが僕の手元を不思議そうにキラキラした目で見るのを堪能できます。」
「僕のところに集まってきた互いの顔も知らぬお客さんが、僕が風船を作り進めていくことで、心がひとつになって、煽りもしないのに自然に拍手をしてもらえるのはとても嬉しいことです。」
「私がバルーンを作っている間にお客さんが電話しているのが聞こえます。『今あのアンデルセンの風船の帽子の人のとこで風船作ってもらってるから来て!』」
「いつの間にか待ち合わせ場所みたいになっているようなのを聞くと、自分が公園の噴水やハチ公像みたいに街の一部として溶け込めているような嬉しさがあります。」
「今アンデルセンは改装工事中でベンチは無くなってますが、自前のベンチを持って行って居座ってます。」
とっても穏やかで優しくて嬉しい時間だろうなとお話をお伺いしていて思いました。とてもうらやましいですまた、ベンチがなくなっても自前で用意してくれて、必ずそこにいてくれる安心感。待ち合わせ場所になるのもわかります(笑)
最後に是非伝えたい!!と言うことがありましたら、どうぞ!
「これからバルーンを始める人へ。」
「風船は、作るの見てても楽しいし、作ったのもらっても楽しいし、自分で作っても楽しいです。」
「だから近くに風船とポンプがあったら、ふくらませて怖がらずにひねってみてください。そりゃときどき割れることだって、バランスが崩れてへんなもんができたりもします。」
「でもそれはそれで誰かの笑い声に繋がっているのです。だから失敗を恐れず勇気を出してひねってください。」
「あなたがひねれば誰かが喜びます。」
「もうバルーンを始めている人へ。」
「キャンプに行くときには両引きポンプを持って行きましょう。」
「最初の火をおこすときにメチャクチャ使えます。」
もうユーモアのセンスに嫉妬すら覚えます。
この度はお忙しいなかご協力いただきありがとうございました!ジャッキィ様の益々のご活躍を心より祈念いたします。
さて、次回はどなたに突撃となるのか・・・こうご期待!!!