さて、皆様お待ちかね、「ナランハ 突撃インタビュー!」のお時間です
今回は前回に続く後編!心を奪うバルーンの超絶技巧で独自の世界観を生み出し続ける「DAISY BALLOON 細貝里枝(ほそかいりえ)」さんです。
前編をまだご覧でない方は、1月16日に掲載の「ナランハ 突撃インタビュー その29 ~ DAISY BALLOON 細貝里枝 様 ~ 前編」をご覧ください
前編では作品を生み出すまでのアイディアの工程や、バルーンフラワーを始めたきっかけなどに迫りました。後編では、思い出深いイベントやご自身のバルーンの保管方法の工夫などを伺います。
では、早速インタビューいってみましょう!
思い出に残っている作品、コンテストやイベントはありますか?
思い出のイベントですが、2004年の第1回目のツイスターズです。
ふと入ったジャムルームに、捻られた作品が部屋の壁伝いにずらっと山積みになっていて、その光景に興奮しました。「世の中にこんなにバルーン好きがいたなんて!」と衝撃を受けたことは忘れられません。
思い出のコンテスト作品は、2015年にアメリカで開催された Twist & Shout に出品した「Sweet House」という作品です。その当時、廃盤になるバルーンの色が多く、これ以上廃盤色が増えたら作りたいものが作れなくなってしまうと感じ、「これ以上廃盤にしないでね」という想いを込めて廃盤色を使って作品を作りました。メーカーさんにはその想いは届かなかったのですが、その作品が思い入れが強い作品です。
出品作品「SweetHouse」
その後ナランハさんが独自に復活希望色のアンケートを実施し、260Sのサテンパールシャンパンと、260Sのサテンパールピーチを日本限定で復活させてくれたことはとても嬉しかったです。悔いが残っているのは、復活をしたそのサテンパールシャンパンが売り切れる前にストックをしそびれたことです。(譲ってもいいよという方、細貝までご連絡いただけましたら嬉しいです)廃盤色はなくなる前にストックしておきたいと常々思っています。
廃盤復活プロジェクトのページ(※現在は行っていません。)
余談ですが、自慢の廃盤色コレクションは、10年ほど前の260Sサテンパールピンク411です。とても淡いピンクで、現在のサテンパールピンク409と混ぜてバルーンフラワーに使うと綺麗なグラデーションが作れるので大切に使っています。
10年前のものでもふくらませずに使用するため、色によってはかなりの期間保存をしても問題なく使えるものがあります。
思い出のイベントが2004年の第1回目のツイスターズという細貝さん。このブログをご覧の方はツイスターズをご存知の方も多いと思います。ツイスターズは何かと簡単に言うと次のようなもの。バルーン関連のイベントは色々あれど、ツイストバルーンに特化した大会が、ツイスターズです。日本中からプロのアーティストから、趣味でバルーンをひねっている方まで幅広く参加する、年に一度の大きな大会。
2004年のツイスターズの表彰式後の細貝さん
(ナランハの記録写真より)
インタビューでは触れていなかったですが、この第1回大会のメインコンテストの優勝者でもあります。その時カメラ係だった私は、入賞者発表で呼ばれて、嬉々登壇する姿を目の当たりにして強く印象に残っています。
バルーンフラワー作るの苦手、、、という人向けにアドバイスをお願いします。
そうですね、いろいろポイントがたくさんあるのでしぼるのは難しいですが、よく切れるハサミとペンチを使うことでしょうか。作れる人の手元を観察して、どこをどうおさえているかなどを知ることが上達の近道かもしれません。
バルーンフラワーキット コンビネーション
なるほど、的確なアドバイスありがとうございます。私も細貝さんが監修した「バルーンフラワーキット」で、贅沢にも細貝さんが作った見本の現物を見ながら挑戦したことがありますが、目の前に現物の見本があるにもかかわらず、同じクォリティがでないのは見えている形にしたいと思っていても、手元の使い方の違いなどの影響も大きかったのかなぁと思いました。
どのようにして風船を保存されていますか?おすすめの保管方法はありますか?
保存している部屋は日光が直接入らないようにしています。ラバーバルーンは、それぞれのサイズとファッション系かパール系かに分けて、箱に入れて保存しています。
例えば、5"Rファッション系、5"パール系と箱を分けています。
特に冷蔵庫は使っていません。ダーク系の色のバルーンは劣化が早いので、一年に一回はチェックをして、劣化が進んでいたらもったいないですが処分をしています。
やっぱり、皆さん日光にはかなり気を使っておられますね。
バルーンの中で好きな色は何ですか?
サテンパールピーチです。ふくらまさない状態での色が好きです。
細貝さんの好きなカラー、サテンパールピーチが使われたバルーンフラワーキットです。柔らかい印象の素敵な色です。
今後どのような作品を作っていきたいですか?
観る方が何かを感じるような作品を作っていきたいです。
スクールの様子 (ナランハの記録写真より)
そうおっしゃっていただくと、見る側の我々も今後どんな作品が生まれるのか楽しみで期待に胸が高鳴ります
この度はお忙しい中、インタビューにご協力いただきありがとうございました!DAISY BALLOON 細貝里枝さんのご活躍を心よりお祈り申し上げます。
バルーンの超絶作品を生み出す傍ら、ゆるゆると活動されているフウセンカズラ普及委員会の活動もチェックしてみてください。細貝さんからフウセンカズラの種をもらって皆様で育てましょう
次回はどなたに突撃となるのか、こうご期待!!