さて、皆様お待ちかね、「ナランハ 突撃インタビュー!」のお時間です。
縁あってお会いできたツイスターの皆様に、あつかましくもインタビューをお願いし、お答えいただことを記事にしてお届けしていきたいと思います。
今回はバルーン漫才で数々のバルーンパフォーマンスコンテストに受賞。2017年ツイスターズではメインMCをつとめられたお笑いコンビ
「 蓮華(れんげ)の山下さん&ちゃんだいさん」です
※写真をクリックすると拡大写真がご覧いただけます。
「蓮華」は山下さん、ちゃんだいさんの2名で組まれているコンビ名。勢いのある山下さんのマイクパフォーマンスと、それにあわせてちゃんだいさんが軽快にバルーンをひねって笑いを起こすスタイルで、何度みてもワクワクさせてくれるお笑い芸人さんです。
では、はじめに蓮華のお二人より簡単な自己紹介です
ちゃんだいさん
「どうも!おなじみの方も初めましての方もこんにちは!」
こんにちはー!
「僕が風船を愛してやまない男、ちゃんだいです!」
「隣にいるのが風船より麻雀を愛する男、山下です!」
山下さん
「そんなことわざわざ言うなよ!」
「どうも蓮華のめちゃくちゃ喋る方、バルーン業界に付かず離れずの距離を保ち続ける男 山下です。」
絶妙な自己紹介ありがとうございます!
バルーンネタで漫才をされている蓮華さんですが、バルーン担当のちゃんだいさんがバルーンアートをはじめたきっかけは何だったのですか
ちゃんだいさん
「そうですねー、今から6年前、28歳の時だったんですけど、当時は仕事もなく、お金もなく、増えていくのは年齢と体重ばかり、彼女にも振られ、散々な毎日だったんです。」
うっ・・・それは悲しい。
「その時にみなさんにもおなじみ、風船芸人松下笑一さんのバルーンショーを観させていただく機会がありまして、風船ってすごいな、面白そうだな!って思ったんですよね。」
「そこで勇気を振り絞って松下さんに風船弟子入りをお願いしました。その時は相方にも相談しましたね。風船始めてからも作品を見てもらったりしてました。」
山下さん
「この時期は舞台でも全くウケなくて、何度もちゃんだいから解散しようと言われてましたねー。」
「真剣な顔して話してくる割に
- 『彼女にフラれたから解散してくれ。』
- 『舞台に立ったら疲れるから解散してくれ。』
- 『家から劇場までが遠いから解散してくれ。』
「などと理由がくだらな過ぎてなんかのドッキリなのかと思ってましたが、その都度もうちょっと続けようと説得してました。」
ちゃんだいさん
「そこまで酷い理由で解散を持ちかけたことはねぇよ!(笑)」
「まぁでもこのまま芸人を続けていくのは難しいなぁと考えてた時期ですね。」
山下さん
「そんな中バルーンアートを始めたいと相談されました。僕も何か突破口が欲しかったので是非やってみたらと勧めました。」
「でも一ヶ月後初めて僕に見せてくれたプードルが余りにヘタクソで(笑)」
「今だから言えますが僕は『これは趣味で終わるな、、』と心の中で思ってました。いやもしかしたら声に出してたかもしれません。」
ちゃんだいさん
「声にはしてなかったけど、明らかに苦笑いしてたな!」
山下さんのサポートもあって、バルーンを始められたんですね!コンビ愛を感じます♪
ちゃんだいさんがバルーンを始められてから、蓮華でバルーン漫才をはじめよう!となったいきさつを教えてください!
ちゃんだいさん
「バルーンを始めて1年くらいしてからポツポツとお仕事いただけるようになりまして、自然とバルーンを使ったネタをやるようになりました。当初はいわゆるバルーンショーでしたね。」
山下さん
「初めの頃僕はバルーンのネタの内容には全くノータッチでした。」
「今みたいにマイクパフォーマンスもせずに横でアシスタントみたいな事やってました。」
「その頃にちゃんだいがやってたネタが意外とよく出来ていたので大したもんだなと思っていたのですが、実は松下さんのネタを一言一句全てパクって披露していた事が判明し、これはヤバいと感じ僕もネタを作り始めました。」
ちゃんだいさん
「パクっていいって言われてたんだよ!(笑)」
山下さん
「それは松下さんの優しさや!ほんまに丸パクリするやつ、おらんやろ!」
「えー、それでネタを作っていく中で他のバルーンパフォーマーの人がやってない3分くらいの短いネタも、芸人である自分達なら出来るんじゃないかと思い、バルーン漫才を作って普段出てきた劇場でもするようになりました。」
「いざやってみるとこれまで全く無かったのですが、ネタ終わりに他の先輩達が面白かったと声をかけてくれる事が増えて、手応えを感じました。」
松下さんの丸パクリのネタも見てみたかったです!バルーンで突破口が見つかった瞬間ですね♪それにしても、普段からもボケとツッコミの立ち位置は変わらないのですね!
蓮華さんたちが思い出に残っているコンテストやイベントはありますか?よろしければその時のエピソードを教えてください!
ちゃんだいさん
「コンテストですと様々な大会がありますが、コンビでの思い出だとやっぱりツイスターズですね。2012福岡大会で初めてツイスターズに参加して、その後は高崎大会、札幌大会と1人でパフォーマンス部門に出てました。」
「普段1人でネタやらないので、すごく嫌な汗かきながらやってましたね(笑)」
「そんな中、2015年福島大会の際、それまで出場可能人数が1人のみだったパフォーマンス部門で、グループ出場が可能になったんです。その頃はコンビでずっとバルーンショーをやってますし、やっぱり普段やってる本来の形でコンテストに出てみたいなと思って相方を誘いました。」
ツイスターズ2015HPより
山下さん
「やっぱり僕も2015年のツイスターズですね。」
「コンビでやってることや、1人が全くバルーンを触らないことから、自分達のことをバルーン業界では色物という事を理解していたので、みんなの目が慣れていない初出場で優勝しないと次はないなと感じていました。」
「だから絶対勝つという気合いで大会に臨みました。」
「でも正直言うと大会までに間に合わずネタは1本しかなかったんです。なので予選通過してから決勝戦のネタを寝ずに作りました。」
「その時キャベツ確認中のキャプテン☆ザコさんが僕らのホテルの部屋に来てくれて一緒に朝方までネタのアドバイスをたくさんしてくれました。」
「あの人普段あんなヤバい感じを出してますが実はめちゃくちゃ優しい人なんですよねー。(笑)そしてそんなギリギリの中で優勝出来て本当に嬉しかったです!」
決勝戦ネタは一日で考えられたんですね!そんなこと微塵も感じられないクオリティーでしたので、驚きました!私も決勝戦を拝見しましたが、今までにない新しいスタイルで、面白くて、楽しかったのを覚えています!親身になってくださる先輩がいて、心強いですね!見事優勝おめでとうございます!
ちゃんだいさん
「そしてコンテストではありませんが、2017年茨城大会も印象的ですね。コンビで実行委員会に加わらせていただきました。」
「総合司会やバルーン教室、またコンテスト担当や広報関係などに携わらせていただきました。忙しすぎて何故かコンテスト出てた時より寝れなかったんですけど(笑)、大好きなツイスターズの運営に携われて本当に嬉しかったですね!」
昨年のツイスターズ、無料参加できるバルーン教室を蓮華さんが担当されていましたが、とっても楽しい教室でした!舞台裏は大変だったと思います。お疲れさまでした!
山下さん
「僕は先日参加したTwist & Shout Balloon Convention 2018(アメリカ・ラスベガス)も印象的でした。」
「バルーンパフォーマンスのコンテストに参加して、初めてあれだけ多くの海外の方の前でネタをしました。自分たちなりに海外向けのパフォーマンスを考えてもっていって、日本でウケるのとは全然違った嬉しさもあるし、難しさも感じました。」
「日本と変わらないのは、パフォーマンス後に『面白かったよ!』と言ってきてくれているのが、ほとんど屈強な男性だったくらいですね。(笑)」
「入賞などは出来ませんでしたが、すごく手応えがあって、また現地でしか感じられないこともあって、是非また挑戦したいですね!」
き、きっと女性は照れて言えないだけだと思いますよ・・・!私も拝見いたしましたが、会場が笑いに包まれていました。来年のシカゴも是非!
蓮華さんのパフォーマンスというと、マシンガントークのマイクパフォーマンスで観客を惹きつける山下さんと、バルーンアートで笑いを誘うちゃんだいさんというスタイルがお馴染みです。
パフォーマンスをする際の『こだわり』や大切にされていることはありますか?
ちゃんだいさん
「多分僕たちのネタを面白いって思ってくれる人って、それぞれ面白いポイントとかも違うと思うんですよね。」
「出てくるバルーンが面白いとか、バルーンの出し方が面白いなとかバルーンに関わるところであったり、僕とか相方が喋るところが面白いであったり、人それぞれだと思います。」
「どこでもいいから面白いと思ってくれるならそれでいいんですけど、僕と相方のやり取りとか人間関係が見える部分で笑ってもらえるのが一番嬉しいなーなんてことは思います。」
「まぁウケればなんでもいいんですけどね。(笑)」
「ただ、ネタやってると最初はお客さんとかも、ちゃんだいのバルーンすごいね!って褒めてくれるんですけど、ネタが終わると皆、山下すごいね!よくあんなに喋れるね!って評価が逆転してるんですよねそれはすごい腹立つ!寝ないで仕込んでるのに!僕を褒めて欲しい!(笑)」
山下さん
「嫉妬が凄いな!」
「ちゃんだいは風船の仕込みで寝られないことが多く負担が大きいので、僕が舞台でノドから血が出る位喋って山下すごいと言われてやっと対等やと思ってます。」
「同じギャラもらってますので。」
「でもちゃんだいは朝が弱いので、仕事の度に僕がモーニングコールを入れてるので、コンビ内では僕の方がちょっと立場が上です。」
ちゃんだいさん
「モーニングコールの事は恥ずかしいから言うなよ!(笑)」
山下さん
「34歳で相方にモーニングコール頼んでるやつとかおらんやろ!」
「ネタに関してはこだわりと言えるかは分からないですが、まだ誰もやっていない事をやろうとは心がけています。」
「僕はバルーンに詳しくないので好き勝手にアイディアを出して、ちゃんだいが作れるかどうかを検討して形にしていく感じです。今は作ったバルーンが一人で歩き出したり、頭から火花出したり、鼻血出したり、ちゃんだいがボコボコに殴られたりしたら面白いなーと思ってます。」
「実現出来るかはちゃんだいの技術力の向上によりますが。」
ちゃんだいさん
「途中からおかしいって!(笑) なんで自分で自分のことをボコボコに殴るバルーン作らなきゃいけないんだよ!」
「人と違うことやりたいっていうのは相方と一緒ですね。最近は電池とモーターで動くバルーンアートを作るのにハマってるので、歩いたりするバルーンは出来るかもですね!」
「火花出たり鼻血出たりは、、、試作してみます(笑)」
鼻血バルーン・・・めちゃくちゃ楽しみにしています!!
さて、今回はここまで!次回後編は4月11日(水)に配信です!お楽しみに♪