こんにちは。塩田です。
以前は「マーカー エディング750」、「マーカー シャーピー」系のみの取り扱いだった『ペン』。
今ではラインアップも増え、どのペンが良いのか、自分に合っているのか、迷っていらっしゃるお客様も多いかと思います。
そこで今回は、5種類のペンを比較した結果を、FAQ方式でご紹介いたします。
※バルーンは、メタリック・パール ブラックを使用しています。ふくらんだ状態にバルーンの表面に対し、ペンを垂直に立てて描いています。
今回使用したペンは、こちらです。
uni アルコール ペイント マーカー
マーカー エディング750
マッキー ペイントマーカー
乾きまペン
マーカー シャーピーRT
バルーン用のペンは普通のペンと何が違うのですか?
普通のサインペンやお絵かき用のペンで、「バルーン専用のペン」ではありません。これらをナランハで検証し、数あるペンの中でもバルーンに絵や文字を書くのに適していると判断したものを販売しています。「乾きやすい」「はじきにくい」「割れにくい」ペンを基準としています。
それぞれの太さを教えてください。
※ペンの使用頻度によって、この太さは多少変わります。
結果は左から、「uni アルコール ペイント マーカー」 約2mm、「マーカー エディング750」 約2mm、「マッキー ペイントマーカー」 約3mm、「乾きまペン」約2.3mm、「マーカー シャーピーRT」 約1.2mmとなりました。
※上の線は、ペンをよく振った直後に描いたものです。下の線は、上の線を書いた後にキャップを被せ、数分横にした後、ペンを振らずに描いたものです。
「uni アルコール ペイント マーカー」、「乾きまペン」、「 マーカー・シャーピーRT」は、ほぼ一定のインクの出を保ったまま描くことができます。
「マーカー エディング750」、「マッキー ペイントマーカー」は、数センチ書くとインクが擦れ始めます。その場合、一旦キャップを付けて振り直す動作が必要です。
描いた後、すぐに乾くペンはどれですか?
横に線を引いただけの場合ですと、「uni アルコール ペイント マーカー」、「乾きまペン」、「 マーカー・シャーピーRT」は描いた直後に乾きます。次に「エデマーカー エディング750」、「マッキー ペイントマーカー」が数十秒で乾きました。これらはべったりと塗ると、完全に乾くまでに少なくとも3分前後かかりました。
※気温等の環境に左右されると思います。今回の検証は、5月気温24度の室内で行いました。
透け具合を教えてください。
透けない順に、「マーカー エディング750」→「uni アルコール ペイント マーカー」→「マッキー ペイントマーカー」→「乾きまペン」 =「マーカー シャーピーRT」です。
※「乾きまペン」 と「マーカー シャーピーRT」はどれも、大きな差はありません。
不透明インクではない、「乾きまペン」 と「マーカー シャーピーRT」は、インクが透けてバルーンの色が見えるので、黒色のバルーンに使用した場合は、どの色も色味を発揮できません。明るい色味のバルーンに使用することをおすすめいたします。
重ね塗りはできますか?
白インクの上に黒インクを重ねて検証しました。
「uni アルコール ペイント マーカー」、「マーカー エディング750」、「マッキー ペイントマーカー」は、同メーカーの白黒インクで、それぞれ重ね塗りしています。「乾きまペン」と「マーカー シャーピーR」は、白色インクが存在しないため、新商品「uni アルコール ペイント マーカー」の白色インクの上に重ね塗りしました。
uni アルコール ペイント マーカー ・・・白色と混ざることなく、すーっと描けます。
マーカー エディング750・・・白色と混ざり、べったりした描き心地となります。
マッキー ペイントマーカー ・・・黒色が無いため、代わりにゴールドで描きました。白色と混ざることなく、すーっと描けます。
乾きまペン・・・すーっと描けますが、白色を削り取ってしまい、下地のバルーンが露出しまった箇所があります。
マーカー シャーピーRT・・・白色と混ざり、べったりした描き心地となります。
いずれも、下地が十分に乾いた後に検証しました。なお、ペンの種類の組み合わせによって、この相性は変わります。
個人的には、「uni アルコール ペイント マーカー」と「マッキー ペイントマーカー」がおすすめです。
注意点はありますか?
・ふくらませた後に描いてください。
・万が一バルーンが割れると、インクが飛び散ります。
・すぐに触らないでください。手や服にインクが移ります。
おすすめはどれですか?
個人的には「uni アルコール ペイント マーカー」が大変使いやすく感じました。ペンを振らずとも、すーっとなめらかに描け、描き心地が抜群です。
なお、今回の検証はいずれも新品ではなく、何回か使用した状態のものでおこなっています。
新品のものですと、結果が異なる可能性がございます。あらかじめご了承ください。
いかがでしたでしょうか。ペンを選ぶ際の参考になれば幸いです。
また、これらの検証は、あくまでバルーンに描いた際のものです。本来の用途(紙)として描く場合は、いずれもペンとして大変書きやすいものです。
ご不明点がございましたらお気軽にお問い合わせください。