さて、皆様お待ちかね、「ナランハ 突撃インタビュー!」のお時間です。
縁あってお会いできたツイスターの皆様に、あつかましくもインタビューをお願いし、お答えいただいたことを記事にしてお届けしていきたいと思います。
今回は子供心をくすぐるパフォーマンスと佇まいでウチナー(沖縄)の人々を魅了する
「クラウン・コトラ」さん後編です
※写真をクリックすると拡大写真がご覧いただけます。
前編をまだご覧でない方は、3月8日に掲載の「ナランハ 突撃インタビュー その18 ~ クラウン・コトラ 様 ~ 前編」をご覧ください
前編ではクラウンになるきっかけや名前の由来など、コトラさんの生い立ちをご紹介しました!後編は現在のコトラさんについてお話しをお伺いしました!
ほぼ毎日、沖縄のどこかでコトラさんが出現しているという情報があるほど大人気のコトラさんですが、クラウン・コトラとして活動する際の『こだわり』や『大事にしていること』はありますか?
「前編でも言ったとおり、自分は『クラウン・コトラ』が真の姿。大人も子供もそう見てほしい。」
「沖縄だけでなくどこにいてもいろんな人種が共存する時代。そんな中に『クラウン』という種族がいてもいいじゃん?おとぎ話や絵本の中のクラウンではなく、現実にいるクラウンなので、みんなと同じ食べ物を食べ、移動手段も車、通信手段も携帯電話、メールもLINEもやる。おしゃべりもするし、泳ぐこともできるし、歌うこともできる『クラウン』がいてもいいじゃん?」
「そんな姿を見てほしいので、常に『クラウン・コトラ』で活動しているので、活動数も自然と多くなってるかも。」
なるほど。そうですよね!クラウンという種族がいてもおかしくないです。私にもクラウンのお友達がいたら・・・ワクワクしますね!
「近年はそんな自分を見て活動している沖縄のパフォーマーが増えてきて、同じようにクラウンの姿で移動したり、写真を撮ってSNSに流したりしてるクラウンさんがいるので、そのクラウンさんらを『コトラだ!』と間違ってる人も多い。だから『コトラ』がいっぱい動いてるように見えてるのかも?」
それはちょっと面白い・・・。沖縄の人々には【沖縄 + クラウン = コトラ】の方程式が出来上がっているんでしょうね!とはいえ、そんな方程式が出来るほどなので、やはり毎日どこかに出没しているというのは、あながち間違えではないのでは?
さて、いつも素敵な靴と衣装だなーとコトラさんに会うたびジロジロ見ている私ですが、コトラさんの衣装は自前ですかそれとも海外から仕入れていたりしますかそしてさらにさらに、お気に入りの衣装はありますか
「元々何も情報がなかった沖縄。自分が始めたころは先輩がいたくらいで、その他の情報はなし。そんなとき、沖縄のショッピングセンターでパフォーマンスをしている基地のクラウンさんを見つけ、全然英語ができないけど友達になりたい!とアタック!」
「それをきっかけに海外の情報を得ることができた。それでも簡単に衣装や小道具などを買うことができず、衣装はほぼ手作り。市販のハットやベスト、パンツを購入し、改造。ないものは作る!からやってるので、今ではハットや上着はすべて自分でミシンを使って作ってる。面白い生地が海外にあれば即購入!世界に1つだけのベスト!を作ってます。」
「赤緑色盲持ちなので、基本原色を使った衣装が多く、最近はレインボー柄のベストがお気に入りもちろん、2着ほどは海外にオーダーして作ってもらったパンツを持ってるよ。それも重宝してる。シューズもCLOWNサイトを検索したら出てくるはず。情報がないので調べる・作る!が普通になってるなぁ~。」
スバラシー!英語ができないのに、友達になろうというその意識の高さに頭が上がりません。ネット社会の今は簡単に物を手に入れることができますが、そうでなかった以前は自分がやらなきゃ誰がやるという感じですよねコトラさんのシューズ可愛いので、是非皆さんもチェックしてください♪
さて毎回恒例の質問ですが、どのようにして風船を保存されていますか?おすすめの保管方法はありますか
「種類にわけて、段ボールに入れて保管中。在庫を見ながら普段使用し、なくなる前に注文!って感じ。特別な場所は用意してない。」
なるほど、ダンボールは暗所で日が当たらないので劣化を防げますしねちなみに季節や場所によってバルーンはとっても扱いにくい素材になりますが、何か使用時に工夫されていることはありますか
「やはり、沖縄!なので暑いときが多々・・・よって、クリア系はダイヤモンドクリアを使うくらいでスタンダードがメイン。たま~に、沖縄の冬でもふくらみ具合が悪くなるくらい寒くなるときもあるけど、影響がでないような作品を選んでショーをやるようにしている。」
クリア系は暑いと割れやすいので扱いも難しい。スタンダードでパフォーマンスされているのは納得です!気候によって使い分けるって大事ですね!
そんなコトラさんが好きなバルーンの種類、好きなバルーンメーカーはありますかそれはなぜですか
「現場に行くとき、クオラテックスのカーニバル・バイブラント・キャラクターのアソートがあればほぼショーはできる感じで、とても助かってる。またそういうショーの内容にしてる。」
「クオラテックスは最初っから使ってるし、他のメーカーさんのバルーンと比べてもクオラテックスの方が使いやすい感じがする。他が悪いわけではない(っとフォローしておく)」
私も初めてつかったのはクオラテックスでした!それで一生懸命練習すると、ひねり癖とかがそのメーカー仕様になるので、メーカーを変えないという気持ちわかります
それでは、コトラさんが今力を入れていること、今後のご活動予定、ここに来れば高い確率でコトラさんに会える!などコトラさんの情報を教えてください
「現在、世を忍ぶ仮の姿の時の家庭(←聖飢魔IIの影響を受けてます)では5年生と2年生の息子二人がいる。長男が1年生くらいの時『お父さん、今度はいつお休みになるの?』と聞かれた。それまでず~っと突っ走ってきた自分だったけど、そのとき『あ!他人の子どもとは毎週土日に遊んでるのに、我が子とは・・・』と気づかされた。」
それは、大きな気づきでしたね!
「それ以降可能な限り、月に数回は子供たちがお休みの時に自分も休みを入れ、ドライブや釣りなど一緒に遊ぶ時間を作ろうと努力している。パフォーマンスが生活の糧になってるんだけど、それ以上に子どもたちとの時間を大切にしたいなっと思ってる。下の子が今年で3年生。あとどれくらい『おとうさん遊ぼう!』と言ってくれるか分からないからね」
コトラパパ、優しい・・・。お子さん、お父さんと沢山遊べてお子さんも凄く嬉しいと思います!
「ま、そういう気持ちを常に持ちつつ、沖縄!にこだわって、もっと沖縄県内のまだ行ったことない場所でパフォーマンスをしていこう!という目標はあるよ。」
「あと、クラウンをやり始めた当初、バルーンの情報がバルーンおやじさんの『風船芸レターズ』だけだったので、自分の『コトラの部屋』っていうサイトをネット上に作りいろいろアップしていた。最近はほぼノータッチ!になって、表示されない場所もあるようなので、『今年は新しいサイトを作るぞ!』という目標をここ毎年思ってる。今年こそは・・・」
サイト、拝見しましたが・・・確かに作品見れませんでした!今年は見れると信じて楽しみにしています
では最後に是非これを伝えたい!!と言うことがありましたら、どうぞ!
「自分は特別『クラウン』について勉強したわけでなく、ネットや海外からビデオ、DVDを取り寄せて独学でやってる感じ。ジャグリングもバルーンも同じような感じで、沖縄で先にやってたパフォーマーから習ったわけでもない。」
「ここ数年はそんな自分を見たのをきっかけにパフォーマーになった人も出てきてるのは事実。なので、そういう人たちやこれからやろう!と思ってる人たちに刺激を与えられるように、保守的にならずもっともっといろんなことにチャレンジして、いろんな人たちに笑顔になってもらったり、びっくりしたりしてもらいたいなっと思ってる。」
「また、最近のマイナス的な沖縄情報をプラス方向に転換できるよう、大人も子供も笑顔になってもらう活動を続けたいなっと思ってる。あと、沖縄もいろいろ問題を抱えているけど、我が生まれ故郷の『熊本』の支援もよろしくお願いします。」
今回はお忙しい中インタビューにご協力いただきありがとうございました!コトラさんのますますのご活躍を心よりお祈り申し上げます。
コトラさんに会いたいよーという方は、コトラさんのブログ「コトラん家」やFacebookをチェック!沖縄に行った際は是非コトラさんに会いに行ってください♪
さて、次回はどなたへ突撃となるのか・・・。次回も乞うご期待!
ナランハ 宮下