こんにちは。ナランハの中嶋です。
少し前、JAL(日本航空)の経営が大変だという話が
話題になりました。その頃、私の友人の弁護士が
再建に関わる法的な処理のお手伝いをしていたそうで、
先日、少し話を聞かせてもらいました。
今、JALのトップは、稲盛和夫さんという
その名を史書に刻む経営者。件の友人も、その経営者の心に触れる機会が
あったようで、稲盛氏の事を絶賛していました。
その中で、氏が最初に設立し、超一流企業に育て上げた
「京セラ」の社是の話になり、お宅の会社には社是みたいなものが
あるの?と聞かれました。
他にも人は居たのですが、社是はあったりなかったり。
小さな会社だと、特に制定していない場合があるようです。
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ナランハでは、5年ほど前に、新卒の従業員の募集を始めるにあたり、
ナランハってどんな会社なのか、何を大切にしているのかを、
しっかりと紹介しなければという動機で社是を制定しました。
もう社が設立されてかなり経過しており、その時居たスタッフで、
最低限共有したい価値観って何だろう、と相談して決めました。
ですので、あまり上段に振りかぶった壮大なものではなく、
社長の理念を滔々と述べた感じでもありません。
そもそもスタッフで共有したいという動機で始めたものですので
「あなたの会社の社是は何?」と友人に聞かれた時には
何だか財布の中身を見られたような気分になりました・・・
条文を個々に紹介するのは長くて説教くさく、ちょっと恥ずかしいので、項目だけ。
1:高い倫理観と強い正義感
2:お客様に奉仕するというプロ意識
3:失敗を恐れず、繰り返さず、常に改善を
4:好奇心と独創性
5:自己管理の徹底
6:笑顔と情熱
7:きれいな職場と美しい心
月に1度、条文も含めて皆で大声で読んでいます。
他のスタッフが、これらの事をとても大切にしているのを肌で感じ、
自分も影響を受けています。
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ちなみに「京セラ」の社是(経営理念)は
「全従業員の物心両面の幸福を追求すると同時に、
人類、社会の進歩発展に貢献すること」
だそうです。この1文です。
会社の社是を読むと、どういう会社、社風みたいなものが分かるかも知れません。
どんな言葉でも、発する以上は責任を持つというのが私のテーマであり、
自分たちで作った社是に責任を持ってこれからも頑張りたいと思います。