投稿
2016年10月19日
執筆
マツポン

サイトスワップの基礎 その1

こんにちは!マツポンですクローバー

突然ですが皆さん、「サイトスワップ」という言葉をご存知でしょうか?

サイトスワップとはざっくり言うと、トスジャグリングのパターンを数字の羅列によって表したものです。

なんとWikipediaのページもあります。(!)

wikipedia-siteswap

皆さんも、もしかしたら「531」「441」「97531」などの数字を技として呼んでいるのを聞いたことがあるのではないでしょうか?まさに、それが"サイトスワップによって表されたジャグリング"です。

(ちなみにサイトスワップの表記はそれぞれの数字を別個に読み上げます。例えば531だったら"ごひゃくさんじゅういち"ではなく、"ごーさんいち"と読み上げます。)

このサイトスワップ、さわりだけでも覚えると練習の効率が上がったり新たに技を考え付いたりジャグリングの幅がぐっと広がりますので、ぜひ皆さんに知ってほしいと思います。

ナランハブログでは、そんなサイトスワップを数回にわたって解説していきたいと思います

記念すべき第一回目は

どうやって数字でジャグリングをあらわすの?

といったテーマで始めたいと思います。

今日のブログを最後まで読み終えると、基本的なサイトスワップは数字を見ただけでどう投げればいいのか理解できるはずです!

※以降の解説ではボールジャグリングをもとに解説いたします。

最初にお伝えした通り、サイトスワップは数字の羅列です。それぞれの数字は投げるボールの軌道を表し、基本的に数字一文字で一回ボールを投げます

各数字はそれぞれ次のような意味を持ちます。

  • 0 → 手に何も持たない状態
  • 1 → 反対の手へ素早く渡す
  • 2 → 手にボールをもったまま
  • 3 → 3ボールカスケードの一投と同じ軌道で反対の手へ投げる
  • 4 → 4ボールファウンテンの一投と同じ軌道(片手で2つと同じ軌道)で投げた手と同じ手へ投げる
  • 5 → 5ボールカスケードの一投と同じ軌道(3ボールよりさらに高く)で反対の手へ投げる
  • 6 → 6ボールファウンテンの一投と同じ軌道(片手で3つと同じ軌道)で投げた手と同じ手へ投げる
  • ※偶数は投げた手と受け取る手が同じ、奇数は投げた手と受け取る手が逆になります。

さらに、このサイトスワップは右手と左手を交互に投げることを前提としています。

例として3ボールの技、「531」を見てましょう。

右手から始めるとして、順に見ていきましょう。右手で投げるものを赤字、左手で投げるものを青字で表しています。

  • 5 → 5ボールカスケードの一投と同じ軌道(3ボールよりさらに高く)で反対の手へ投げる
  • 3 → 3ボールカスケードの一投と同じ軌道で反対の手へ投げる
  • 1 → 反対の手へ素早く渡す
  • 5 → 5ボールカスケードの一投と同じ軌道(3ボールよりさらに高く)で反対の手へ投げる
  • 3 → 3ボールカスケードの一投と同じ軌道で反対の手へ投げる
  • 1 → 反対の手へ素早く渡す

実際に見てみましょう。

5を投げて、3を投げて、1を投げて、5を投げて・・・・と繰り返し行っているのがお分かりになりますでしょうか?

ではもう一技。同じく3ボールの「423」について見ていきましょう。

これも右手から始めるとして、順に見ていきましょう。右手で投げるものを赤字、左手で投げるものを青字で表しています。

  • 4 → 4ボールファウンテンの一投と同じ軌道(片手で2つと同じ軌道)で投げた手と同じ手へ投げる
  • 2 → 手にボールをもったまま
  • 3 → 3ボールカスケードの一投と同じ軌道で反対の手へ投げる
  • 4 → 4ボールファウンテンの一投と同じ軌道(片手で2つと同じ軌道)で投げた手と同じ手へ投げる
  • 2 → 手にボールをもったまま
  • 3 → 3ボールカスケードの一投と同じ軌道で反対の手へ投げる

察しの良い方はなんとなく軌道が頭に浮かんできたかもしれません。

正解はコチラ

いかがでしょうか?なんとなくつかめてきましたでしょうか。

文章ではなかなか伝わりづらいサイトスワップ。内容をなんとなく頭に入れ、実際にジャグリングしてみるのが覚えるのには一番の近道です。

マツポンはサイトスワップが大好きかつ記念すべき第一回目ということで熱が入り、長くなってしまいました・・・

今後も数回にわたってサイトスワップの基礎を掲載いたしますので、お付き合いいただければ幸いです。

次回のサイトスワップ講座は「サイトスワップがもつ特徴、数字で表す利点」をお届け予定です。お楽しみに!

マツポンよりお届けいたしましたクローバー

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