さて、皆様お待ちかね、「ナランハ 突撃インタビュー!」のお時間です
今回は前回に続く後編です。バルーンに躍動感という命を吹き込む男「ホリケ・ソースケ」さんです
前編をまだご覧でない方は、5月8日に掲載の「ナランハ 突撃インタビュー その31 ~ ホリケ・ソースケ 様 ~ 前編」をご覧ください。
前編ではホリケさん自身のご紹介にフォーカスしました。後編では躍動感あふれるバルーン作品を創造する発想法の秘密にグイグイ迫っていきたいと思います。
バルーンアートは、美術の側面でいうところの写実的な表現というよりも、どちらかと言えばいかにディフォルメしてバルーンで実現するかに魅力が詰まっている部分があると言えます。ホリケさんの生み出す作品はどれもディフォルメの域を超えて動きを表現してくるので、写実的ではないけど今にも、本物の動物のように動きだしそうな感じがします。では、早速インタビューいってみましょう
ホリケさんがバルーンの作品をつくるときの「こだわり」はありますか?
いろいろな人の作品をみて影響を受けていると思うので、なるべく真似にならないように、自分らしい作品になるように考えてます。
【ナ】なるほど、ちなみにこの人からは強く影響を受けたなぁ、という方はどなたですか
強く影響を受けたのはジャッキィさん、まーちさんだと思います。
【ナ】言われてみると皆さん共通の流れというか作風の方向性があるような気がします。お三方の作品を並べて、どれが誰の作品かをクイズにされたら、微細な部分での判断になりますね。
【ナ】ホリケさんの作品はその中でも躍動感に驚かされます。躍動感にこだわられていると思いますが、それはなぜですか?
2015年のJBANのクイックリンク部門のコンテストに出た時に、動きのある動物が欲しいと言われてリスなどを作ったのですが、その時に角度やバランスを変えたりすると表情や動きが出て面白いと思ってそれからこだわってやってます。
【ナ】たしかに!前編でも紹介したリスの世界観の作品は様々な表情が見て取れます。
思いついたアイディアを作品にするとき、どのような手順でやってますか?
とりあえず頭のなかで色々考えてから試作して、また考えて試作してを繰り返してます。
【ナ】考えることの積み重ねってすごいですね。具体的な作品が代表作となっているアーティストの方は多いですが、躍動感という具体性がない表現が代表作になりつつあると思います。文章で書いてみて、改めてすごいことだと感じています。
短時間で作りこまれた作品が多い印象ですが、正確に早くフィギュアを作るコツは?
作る形が決まったらコンテスト前はなるべく手を動かして作る様にしてます。手を動かして作れない時は頭のなかでシミュレーションしたりしてます。
【ナ】時間を制限して作品作りをしたことがある方はわかると思いますが、時間ギリギリの作品だと本当に難しいものがあります。コンテストとなれば、余裕をもって作れる作品では戦えないという厳しさがあるためです。制限時間の中で、バルーンアーティストが戦うところを見たことがない方は、ツイスターズ2019in関西へ行って肌で感じてみてください
ホリケさんの作品はポーズがかわいらしい作品が多いですが、どんなアイディア出しの方法をしていますか?
ネットで色々な写真やイラストを見てどんな動きをするか、どんな特徴があるか考えてます。
【ナ】バルーン作品をゼロから作るときを想像していただくと分かると思いますが、それらしいポーズを探し見つけてそれの特徴をいかにバルーンに落とし込むか、ディフォルメするかを優先的に考えがちですが、形態よりも動きに着目して、動きの特徴の方に注意を向けるのは、非常にハードルが高いと思います。なんといっても、バルーンにしてしまったら動かないですから
今後どのような作品を作っていきたいですか?
表情ゆたかな、今にも動き出しそうな作品を作りたいです。 理想は、人が見ても自分の作品とわかってもらえるような作品を作りたいです。
【ナ】よく大会などに参加されている方は、たぶん作品だけでわかると思います。「む、むっ。この躍動感。ホリケさんだな」って。コンテストによっては、匿名なのでわかって判断してはよくないですが、どうしても、わかっちゃうんですよね。
この度はお忙しい中、インタビューにご協力いただきありがとうございました!ホリケ・ソースケさんのご活躍を心よりお祈り申し上げます
控えめな性格の方なので、熱く語る内容とはなりませんでしたがそこから汲み取って行かないとこのバルーン界の新しい躍動感というムーブメントに乗り遅れてしまいますよ。みなさん
この躍動感、やばいです!
次回はどなたに突撃となるのか、こうご期待!!