ナラブロ月曜はバー・ツールの日
昨日、マイバースデーのご褒美に
1960年産のヴィンテージブランデーと
村上春樹氏の新著を開封したシゲオカです
この「フィーヌ・エクストラ」というブランデー
山梨は甲府にある宮内庁御用達ワイナリー
「サドヤ」さんで先月ゲットしたもの。
創業100年を超える歴史の重みに満ちた地下セラーで
戦時中に実際に使用されていた醸造機器などを拝見し
当時のお話を大変興味深くお聞きしました。
戦時中、酒類の生産は厳しく規制されていましたが
ワインだけはその生産が奨励されていたそうです。
皆さん、なぜだかお分かりになりますか?
ワインの主原料となるブドウに含まれている酒石酸が
醸造の際に結晶化した粗酒石。
これを精製してできる「ロッシェル塩」に
音波を素早く捉える性質があり
第二次世界大戦ではドイツ軍が音波レーダーに用いていました。
そのロッシェル塩を精製できる
国内で唯一の場所が「サドヤ醸造場」だったため
当時の日本海軍は全国のワイナリーから
粗酒石を集めてサドヤ醸造場に運ばせ
水中聴音機などを大量生産していたそうです。
美味しいお酒をいただきながら
魅惑的な文章に没頭する
穏やかな夜・・・
そんな平和な日常に改めて感謝し
新しい年も頑張りたいと思います。
皆様、これからもどうぞよろしくお願いします
シゲオカ
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