バーツール ナランハより中嶋がお届けします。
========
ふと「お酒に酔う」ってどういう事なんだろう?
お酒に強くない私は、
お酒を飲む→楽しくなる→心臓が早くなる→頭が回る→頭が痛くなる
と、お酒にまつわる様々な症状を
繰り返し体験していますが、
そのメカニズムは詳しく知りません。
現在、子供の習い事のお迎えを出先で1時間待つという
貴重なヒマタイムを迎え、
Google先生に助けを借りて、私なりに調べてみました。
大量の情報が出ていましたが、どれもこれも似たような説明ばかりで難儀。
時間もみるみる減っていきます。
とりあえず様々なサイトの情報を受け売って情報をまとめますと
(1)アルコールは摂取後すぐに血液によって全身に運ばれ、特に脳細胞に様々な作用を及ぼし、興奮したり陽気になったり等の気分的な変化が表れる。
(2)その後、アルコールはアセトアルデヒドという中間物質を経て酢酸等の無害な物質に分解されるが、このアセトアルデヒドによって顔面の紅潮、動悸、頭痛、嘔吐等の酒酔い特有の症状が現れる。
サイトで説明が多いのは(2)の症状で、アセトアルデヒドの分解酵素が遺伝的に欠落している人は、分解途中の有害物質アセトアルデヒドのまま長く残るため、赤くなったり頭が痛くなったりする、という説明が大量に出てきます。
私が知りたいのはむしろ(1)の症状。どうしてアルコールで楽しい気分になるのか、その科学的な根拠を知りたかったのですが、ほとんどのサイトが「アルコール作用によって脳が麻痺を起こす」といった感じの説明でした。典型的な理系男子の私からすれば「なぜ麻痺を起こすのか、そのメカニズムを知りたいんだ」と思ってしまいます。
いつしか調べ物も英語サイトになっていき、ますます時間を空費します。
おぼろげながら分かってきたこと。それはアルコールが直接脳に働きかける作用というのは、現代医学でも完全に把握し切れていない程複雑で多様にわたっているということでした。
嘘をつかずに簡単に説明するには「脳細胞が麻痺を起こす」というのが無難な説明であるということでした・・・
その中でも分かりやすかった
http://www.psychologytoday.com/blog/you-illuminated/201006/your-brain-alcohol
↑このページの話を要約すると、
アルコールが脳内の受容体に及ぼす化学反応は100種類以上が知られており本当のメカニズムはまだわかっていない。最近の研究で分かった影響の大きいとされる反応は、GABA受容体と言われる抑制性神経伝達物質のある種類を構成するサブユニットの1つが、少量のアルコールによって機能を失いGABA受容体の働きが阻害されるというもので、そのサブユニットが多く分布している前頭前皮質、海馬、小脳の機能に特に影響が大きいという感じの話でした。
理系男子のお話は、理屈っぽくていけませんね。
これも脳のなせる業ということで・・・