バー・ツール ナランハよりヨモダがお届けします
7月7日は七夕まつりです
七夕は、言わずと知れた
年に1回、織姫と彦星が天の川を渡って、
会えるとされている日です。
そんな2人にあやかって、
願い事を書いた短冊を笹に飾るという風習があります
我が家でも、娘の願い事を書いた短冊を飾っています。
その他にも、あまり知られていませんが、
江戸時代から伝わる風習として、
「一夜酒(ひとよざけ)」を飲む、
というのもあるそうです
「一夜酒」、、、あまり耳慣れないものですが、
実は、とても身近な飲み物なんです
というわけで、さっそく買ってきました

実は、「一夜酒」とは、甘酒のことなんです。
現代では、冬に飲むイメージが強い方も多いかと思います。
私もそのイメージでした。
ですが、甘酒は「飲む点滴」と言われるほど栄養があり、
江戸時代には季節問わず気軽に飲める飲み物でした。
特に、夏バテには効果的ということで、
暑さをしのぐ飲み物として重宝されていました。
そのため、俳句の世界では、
「甘酒」は夏の季語とされています。
「一夜酒」という別名は、アルコールが入っておらず
簡単に作れる(一夜で作れる)お酒というのが由来だそうです。
そのあたりからも気軽に飲める飲み物という側面が
見て取れますね

甘酒をカクテルグラスに注いでみました。
雰囲気が変わって、ちょっとおしゃれな感じです
七夕には、秋の豊作や健康を祈願するといった部分もあるため、
栄養のある甘酒を飲む風習があるそうです。
なにより、織姫と彦星が出会う一夜に、
一夜酒を飲む、というあたり、
とても粋だな、と感じました
ここからは余談ですが、
7月7日は、過去30年ほどで晴れた日は
30パーセント前後と、けっこう低い確率だそうです。
7月7日当日に降る雨のことを「催涙雨(さいるいう)」といいます。
天の川を渡れなくなった織姫と彦星が流す涙とされている
ことに由来します
今年も、ちょっと雲行きが怪しいですが、
無事に会えるといいですね